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議員定数の削減で

今年の市議会選挙から定数が20名から18名に削減され、議会改革懇談会では、委員会の統廃合について議論が行われました。

地方政治の通説では、議員の定数は委員会の数と委員会の定数で考えて決める必要があります。例えば、3つの常任委員会に8人の委員が必要となれば、3×8で24人が議員の定数になります。

学校プールでの死亡事故、同和更生貸付基金の肩代わり問題、土地開発公社の不良債権の問題、空港問題、アスベスト問題、市の危機的な財政問題、議員の倫理問題など市独自の課題を多く抱えているところでは、市民の声を代弁し、行政を監視する議員はある程度必要です。

ところが、無駄な大型公共事業で作った財政難を理由に、泉南市では議員が率先して議員定数の削減を行っています。国が人口に応じて決める議員の定数は、泉南市は32名ですが、半分近くまで減らされています。

定数削減の問題は、衆院の小選挙区制と同じで、政治家の質が悪くなることが心配されています。大きな地盤を持たない議員が当選できないようになります。さらに議員定数削減に反対すると支持を失うような世論がマスコミによって作られています。そのため、自らの存在意義を否定する定数削減を行っています。

定数削減によって、小さな町や弱者(少数者)の声は議会に反映できなくなり、行政(官僚)にとっては喜ばしことですが、チェック機能が弱まります。

共産党は定数削減後も今までどおり常任委員会を3つにすることを主張しましたが、2つに減らすことが賛成多数で決まりました。「委員会の審議は午前中で終わることが多い。2委員会になって、議題が増えても午前中で終わるようでは困る」「委員会でも、議会でももっとも質問をする共産党の意見を聞いて欲しい」と嫌味な意見を最後に言いました。

晩は共産党市委員会の会議でした。

平和行進 雨のため中止

「ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」と平和を願って田尻町役場から泉南市役所まで歩く「平和行進」は雷注意報が発令され、中止になりました。  *7月15日(日)に延期

その代りでもないが、60代の女性が、平和を願って日本共産党に入党してくれました。

「非国民、アカ」と言われながらも日本共産党は、命がけで戦争に反対してきました。現在も平和憲法を守る先頭に立っています。普段から共産党の活動に共感してくれていました。

いま、被災地や農業地域、保守の牙城と言われた過疎が進む山間地などで、多くの入党者があります。

「共産党は良いことを言うが力がない。国政選挙でも勝てない」と期待に沿えないことが多くありました。いま、地力をつけるため、党員やしんぶん赤旗を増やす運動に取り組んでいます。6月は全国で2000人を超える入党者がありました。

晩は、岸和田で共産党の会議です。天候のせいか疲れがとれませんが、ガンバッテ会議に行きます。

 

マスコミも注目の泉南市議会は、YouTubeで見られます。

「同和更生貸付基金償還金の職員の肩代わり問題」で市長が処分を受けたこと、議会を休んで暴力団組長が参加するゴルフコンペに参加した議員への「辞職勧告決議の可決」は、4大紙(27日付)に報道されました。

毎日新聞は、一般質問で取り上げられた「火葬場の新設問題」「土地開発公社問題」について、連日、記事にしていました。

6月議会を傍聴にした人達から、「議員辞職勧告決議の質疑は面白かった」「一般質問を聞いて、市政の色々なことがわかった」「大飯原発再稼働反対の意見書の否決やゴミ置き場の請願の否決は残念」などの声が寄せられました。

また、同和更生貸付基金償還金の職員の肩代わり問題については、マスコミから百条委員会の報告書や議事録が見たいと要望が寄せられています。

泉南市議会のHPにはYouTubeで、一般質問と議会審議が全て見ることが出来ます。また、同和更生資金貸付基金償還金の調査特別委員会の報告書と議事録もアップされています。

議員の仕事ぶりを見てください。質問を聞くと、議員の人間性も分かるそうです。また、議会のナマの様子をご覧ください。つまらない所もあるかも知れませんが、臨場感や緊張感を感じてください。

朝は「花いっぱい泉南体育館まつり」(写真)。残念ながら、用事が入り遅刻となりました。その後は、雨の中、しんぶん赤旗の集金と購読のお願いにまわりました。しんぶん赤旗も増えました。

官邸前に約20万人が集まって・・原発再稼働反対訴える

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「再稼働反対」「原発なくせ」「子どもを守れ」の声が首相官邸をつつみました。大飯原発3、4号機の再稼働に反対する市民が、約20万人が首相官邸に集まったそうです。
 
ツイッターを中心に呼びかけてた抗議行動は、普通の人が集まりました。余りにも多くの人が集まったので、早めに解散したそうです。

関西電力本社(大阪市北区中之島)前にも、多くの人が集まったようです。

参加者のツイッターでは、大手マスコミがまともに報道するか、注目しています。明日の新聞が楽しみです。

朝、たのうえ聡太郎さん(衆院19区予定候補者)と一緒に新家駅で「青年の雇用と高学費と利子付き奨学金、原発再稼働反対と消費税増税反対」を訴えました。8人で元気よく宣伝しました。

午前は「空港等まちづくり特別委員会」の正副委員長の打ち合わせ、午後からは議員団会議。晩はしんぶん赤旗の集金・配達に頑張りました。

 

26億円の不良債権 泉南中央公園計画とアスベスト被害者の死

78億円もの不良債権をかかえる泉南市土地開発公社の処理について、議員全員協議会が開かれ、市長や公社の理事長(副市長が兼任)が公社の清算について説明を行いました。

泉南市中央公園用地(樽井1丁目 10,351.30㎡)も不良債権の一つです。この用地は平成4、5、6年度に19億7200万円を銀行に借金して購入しました。しかし、公園にする計画は実行されず、借金の利子が増えて26億700万円(25年3月末)の不良債権になっています。

現在は、公園でなく、市職員用の駐車場や教育委員会の施設などに使われています。

土地購入費は、すべて銀行の借金。1円の返済もせず、利子の返済も銀行から借金し、雪だるま式に借金を増やしてきました。

土地はバブル時の高値で購入しているので、時価は4分の1程度しかありません。

泉南市は、空港関連優先のムダな大型公共事業や同和行政を進め、このような不良債権化する土地を公社に買わせてきました。

最盛期には土地開発公社は130億円の借金をかかえ、利子だけでも2億円ずつ増える状況にありました。

不良債権にお金を貸し続けてきた銀行の責任や、事業化しない土地を買い続けてきた市の責任は放置したままです。一方、不良債権は行革(市民と市職員への負担)で解消する計画です。こんな計画、だれも納得しません。

泉南アスベスト国賠訴訟の原告の赤松四郎さんが亡くなりました。呼吸も出来ない苦しさの中、自らの死を覚悟し、野田総理に早期解決を求める手紙を送っていました。

夫人は喪主として気張りながらも、何度も泣きじゃくっていました。「普通に死にたい」と言うのがアスベスト被害者の願いです。

これから始まる・・消費税増税反対のたたかい、議員辞職勧告

「消費税が10%になれば、どうやって生活すればいいのか」と怒りの電話がありました。

電話をくれた方は、求職中の男性です。年金を受給している父親と二人暮らし。介護の資格を持っていても、仕事がないそうです。父親の年金と貯金を切り崩しての生活です。切り詰めた生活に消費税の増税は暮らしを破壊します。

たたかいは参院に移ります。6割を超える国民が消費税増税に反対しています。この世論をもっと大きくしましょう。

昨日の真砂議員に対する辞職勧告決議案の審議なかで「真砂議員は一般質問の前に不十分だが、謝罪している」(真砂議員と同じ会派の議員の反対討論)という趣旨の発言がありました。

 この討論を聞いた方が、「不十分な謝罪でゆるされるのか。真砂議員は本当に反省しているのか」と怒っておられました。

新聞記事によると真砂議員は辞職する気はないようです。辞職勧告決議が可決され、議会の意思は明らかになりました。

真砂議員は、「軽率な行動で反省している」と述べていましたが、「軽率では済まない、真摯な反省がいる」ことが理解出来ていないようです。