平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
昨日、日本共産党の演説会が行われました。
弁士は宮本たけし参議院議員、たのうえ衆院19区予定、大森和夫・成田政彦・松本かよ子・和気信子の各市議です。
私はアスベスト問題・教育問題について話しました。成田さんは国民健康保険・同和問題、松本さんは幼稚園・保育所問題、和気さんは高齢者・介護問題について話しました。
たのうえさんは、青年の雇用問題・過労死問題について、宮本さんは、尖閣領土・消費税・民主党党首選挙・高すぎた教育費について話してくれました。
昨日の最終本会議で、自治基本条例案が可決しました。日本共産党議員団と小山議員は反対しましたが、賛成多数で可決しました。以下大森和夫の反対討論
「市民参加と情報公開が不十分」と継続審議に
3月議会に自治基本条例案が提案されました。この条例案は、12人の検討委員会で、1年あまりの議論で作りあげられましたが、住民説明会などは開催されていません。
この条例案を審議する総務文教常任委員会では、条例を策定する過程で、市民参加と情報公開が不十分であるとの指摘を受け、継続審査となっています。
3年かけて自治基本条例を策定・・・流山市を視察して
総務文教委員会は5月17日に、先進地とされる流山市(千葉県)の自治基本条例の視察にいきました。
流山市は公募で38人の市民協議会を立ち上げました。3年半に300日以上の会議を行いました。市民協議会はあらゆる団体と対話を重ね、サラリーマンや子どもにもアンケート配布したりし、自治基本条例策定の機運を高めていったそうです。市民からの意見は7000件にもなったそうです。
視察に行って、性急に自治基本条例を作るのではなく、十分な対話を保証することが大事だと思いました。
市の一方的な訂正・・・「最高規範」削る
5月31日の総務文教委員会では、共産党、大八洲の会、拓進みどりクラブの質問に、担当部局は詳しく丁寧に説明してくれました。そのことによって、疑問も可決し、理解が深まったことも多くありました。また、公明党・市政研究会・心政クラブは条例案に賛成の立場で質問・意見は出されていません。
ところが、7月10日の総務文教では、 市は議会の意見を取り入れるとして、審議の途中にもかかわらず、一方的に「最高規範」と言う文言を削るという修正案を示し、9月議会で条例案の訂正と再提案を行いました。
市は市民参加の検討委員会が作った条例案を、いとも簡単に訂正していのでしょうか。 自治基本条例は、一般的に最高規範と言われ、条例案にその文言があっても、特別なことでも珍しいことでもありません。
訂正案を市民に知らせないまま可決・・・問われる市と議会の姿勢
市のこのような訂正のやり方は、早く条例案を可決させたい、そのようなメンツにこだわった市民不在のやり方です。
さらに、市のホームページには、今もって、訂正される前の自治基本条例(素案)が掲載されています。
ホームページの「自治本条例の説明」や「自治基本条例素案の逐条解説文」にも、自治基本条例は「最高規範」と繰り返し強調されています。
市民は条例案が訂正されたことも知ることもできません。市の説明責任が放棄され、市民の知る権利が奪われた状態で、訂正案が審議され、採決されることがあっていいのでしょうか。さらに訂正された条例案が可決されていいのでしょうか。
このような市民不在は許されません。議会の責任が問われます。
日本共産党は訂正を行うのなら、条例案を引き下げ、再度市民の意見を聞くべきだと主張し、自治基本条例案に反対します。
昨年、泉南市では一般開放中の学校プールで児童が亡くなる事故がおこりました。プールの管理は民間の委託業者が行っていましたが、事故当時、プールの監視員が一人もいませんでした。
死亡した児童の両親と、泉南市と委託業者との間で和解案(泉南市3割、委託業者7割の負担で5500万円の損害賠償金を支払う)が最終本会議に賛成多数(小山議員は反対)で可決しました。
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10時に議会運営委員会が開かれ、市はこの和解案が追加議案として提案しました。また、市はこの和解案審議を秘密会で行おうとしていました。
最初に議会運営委員会のマスコミ傍聴を認めるか審議しました。私以外の委員は傍聴に反対し、マスコミは傍聴できませんでした。
秘密会開催については、私は反対し、河部議員(拓進みどりクラブ)は保留しました。しかし、公明党や保守系議員らの賛成多数で、議長発議で本会議の和解案審議を秘密会にするという提案を行うことを決めました。
ところが、本会議では共産党(4)、拓進みどりクラブ(4)が反対し、秘密会は開催されず通常どおりの審議が行われました。
*秘密会の開催には議席(19議席)の3分の2以上の賛成が必要です。また秘密会を終わる時には過半数の賛成が要ります。開かれた議会を実現するため、ハードルの高い採決を行い秘密会が開かれにくくしています。
秘密会にしないでも和解案審議は粛々と進みました。いまどき、秘密会や傍聴者を締め出す議会など、通常ありえません。
秘密会にすれば、反対に、何か秘密があると疑われます。
*共産党は秘密会には反対、賠償金支払いの議案に賛成しました。
早朝は新家駅で宣伝。10時から18時前まで議会(最終本会議)。その後、議員懇親会=今年10月の任期で勇退する谷、井原、原の各議員を慰労しました。
稲刈りが始まっています。田んぼに目をやると、赤とんぼが飛び、カエルがジャンプし、のどかな風景が見られます。
しかし、ジャンボタニシといわれる稲を食べて害を与える外来種もいます。南アメリカ原産で、食用として輸入されたものが、繁殖しています。
泉南市で多くの被害があるそうです。
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今日は泉南アスベスト国賠訴訟第2陣の第1回公判が大阪高裁がありました。泉南市から原告・支援者を乗せたバスが出ました。見送りに行きました。
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朝は、樫井川の堤防の草刈を大阪府の土木事務所に要望しました。先週末に続き、周辺道路の草刈も行われることになりました。府も市もてきぱき動き、相談者も大変、喜んでいました。
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10時から議会報編集委員会が開かれました。一般質問を行った13人中、12人から原稿が出されました。議会報は10月広報と一緒に出されます。市政の動きがわかります。ぜひお読みください。
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昼休みを利用して、看板を設置しました。
きょうは「敬老の日」です。長年社会に貢献してきた高齢者に感謝し、長寿を心からお祝いします。今年からは、第2次世界大戦後に生まれた人口規模が大きい「団塊の世代」(1947~49年生まれ)が65歳以上の世代に加わってきます。すべての高齢者が誇りと希望、生きがいをもって暮らしていける社会をつくることが、いよいよ重要となっています。
多くの高齢者が「長生きしてよかった」と実感できない現実です。政府の調査では、年金受給者の約4割が年収100万円以下です。女性受給者では65%にのぼり、「とても暮らせない」と悲鳴が上がっています。高齢者世帯の6割以上が貯金の目的は「病気・介護への備え」と答えています。高齢者を脅かし不安にさらしている政治の責任は重大です。
高齢者を「お荷物扱い」する政治に未来はありません。豊富な知識と経験をもつ高齢者は「社会の財産」です。高齢者が生き生きと暮らせる社会になってこそ現役世代も将来世代も安心できます。
父は交通事故に会い、即死で亡くなりました。少ない人が「介護など家族に迷惑かけずに亡くなって、あなたのお父さんは偉い」と言います。
高齢者の介護の大変です。介護のせいで、家族の生活が破壊することもあります。しかし、介護の負担があっても、長生きしてほしいと思うのが、家族の願いです。
消費税増税に頼らず医療費負担軽減や「減らない年金」など高齢者を支える社会保障充実を提言しています。すべての世代が手をたずさえ、高齢者が本当に大切にされる社会を作りたいです。
今日、訪問したお宅で「中国の反日デモが怖い。戦争にならないか、心配」と話されていました。
いかなる理由であれ、批判や抗議の意思を暴力で表すことは、どんな場合でも絶対にあってはなりません。その点で、両国政府には、国民が冷静な行動をとるよう最大限の努力をする責任があります。中国政府が、日本人、企業、大使館の安全確保に万全の対策を取るべきなのは、当然のことです。
日本政府も歴史的事実と侵略戦争の反省を明らかにし「尖閣諸島が日本領土であること」を中国政府と国際社会に訴えなくてはなりません。
中国は日本とアメリカの最大の輸出国です。中国抜きに両国の経済は成り立ちません。さらにアメリカにとって、中国は日本以上に国債を購入する国になりました。中国がアメリカ国債を手放せばアメリカはギリシャ同様、経済が成り立たなくなります。
アメリカは中国に嫌われるわけにはいきません。アメリカは中国に気を使い、アメリカに気を使う日本は中国に気を使う、そんな悪循環があるかも知れません。
一方、経済力・軍事力ではアメリカは中国を圧倒しています。中国はアメリカに嫌われない程度に日本に嫌がらせを行っているのかも知れません。実際、中国はアメリカに敵対しない方針を取っています(アメリカのイラク戦争に反対したことが、唯一の例外)。
今の状況は日本国民にも、中国国民にもマイナスです。さらに経済にも悪影響です。