平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
視察2日目は愛知県の岩倉市に「子ども条例」の勉強に来ました。最初に岩倉市議会・木村厚生文教常任委員会委員長の挨拶がありました。
その中で、木村委員長は子ども条例の第2章「子どもの権利」で「自分らしく生きる権利」を記した第4条と、第5章「子どもの務め」で「平和への自覚」を記した第24条*が好きだと述べていました。
さらに、この条例は市民とともに作り上げた、と誇らしげに話されました。
*こどもは、生きる権利を侵す戦争を否定し、未来に向けた平和な社会を築く一員としての自覚を持つようにしなければならない(24条の条文)
写真は岩倉市役所:岩倉市は人口4万8千、面積10・4平方メートル(県下で最も小さい市)で人口密度の高いコンパクトな街です。名古屋から車15分のベッドタウンです。五条川の桜、鯉のぼりの洗いが有名です。
次に岩倉市福祉部児童家庭課課長から詳しい説明を受けました。
●平成20年に検討委員会を8回開催。検討委員会は、愛知教育大学教授が委員長、市の人権擁護委員である弁護士が副委員長、委員は児童相談所センター長、小・中・高の校長、幼稚園園長、PTA、子ども会、公募市民(3名)、中学生(2名)。
●みんなの願いというテーマのポスター作り(小5、中2の授業で)
●アンケート調査の実施、対象:小4、中1、市内の高校に通う市内在住の高校生 9割回収(Q,自由な時間に何をするか、Q仲の良いよい友たちは何人いるか、Qいま、悩んでいることは)
●3回のワークショップを実施
●平成20年12月議会において全会一致で可決
また、この条例の特徴を次のように述べました。
●「生きる権利」「育つ権利」「守る権利」「参加する権利」の4つの子どもの権利を明記した。
●「子どもに関する施策」を具体的に実施していく施策を規定
●子どもの権利を守られるだけでなく、子ども自身が守っていく務めを規定
泉南市では3月議会で「子ども権利条例(案)」が提案されましたが、継続審査となっています。この条例案は子どもの声を引き上げているものの、市の責務の条項など、引き続き議会でも議論を行うことになっています。
朝はやく目が覚めたので、6時前から1時間ほど散歩して、名古屋城を見ました。名古屋の広い道路が余計に広く感じられ、解放感を味わいました。
総務文教常任委員会で千葉県流山市の自治基本条例の勉強に来ました。自治基本条例は条例制定までのプロセスが大事だと言われます。どれだけ多くの市民がかかわるか、市民参加と情報公開が重要です。
流山市は公募で38人の市民協議会を立ち上げました。3年半に亘って300日以上の会議を行いました。市民協議会はあらゆる団体と対話を重ねてきました。サラリーマンむけに駅でアンケート用紙を配布したり、子どもの意見を聞くため、夏休みの課題に「こんな流山市にしたい」作文コンクールを行うなど、自治基本条例策定の機運を高めていったそうです。
その結果、市民から寄せられた意見は7000件にもなったそうです。それをもとに市民協議会は原案を作り、行政や議会とも協議して成案をつくったそうです。
下の写真・・新撰組流山本陣跡(近藤勇陣屋跡)
幕末に新撰組が屯集、新政府軍の包囲に近藤勇局長が出頭、土方歳三副長と離別した。
泉南市では、3月議会に自治基本条例案が提案されました。しかし、行政主導で1年あまりの議論しか出来てず、市民参加と情報公開が不十分であると、継続審査になっています。泉南市でも性急に自治基本条例を作るのではなく、十分な対話を保証することが大事だと思いました。
流山市の視察のあと、名古屋市で一泊し、明日は愛知県岩倉市の視察に行きます。
沖縄県は15日、アメリカの占領支配から本土復帰を勝ち取って40年を迎えました。沖縄本島の約18%を占め、今なお全国の約74%が集中する米軍基地の存在が沖縄の経済発展を妨げ、県民所得も全国平均の7割程度にとどまるなど、基地も暮らしも課題が山積しています。
今日お話した泉南市在住の沖縄県人は、復帰前と変わらぬ米軍基地の状況などを怒っていました。一方、オール沖縄で基地撤去の運動に、本土も連帯して頑張っていることを喜んでいました。
基地への依存度は大幅に減り、基地が撤去しても地域経済に大きな影響はないそうです。それどころか、観光や住民生活にとってプラスになると言われています。
・・・
午前中は地域の活動、午後は市役所、晩は私用で出かけました。
大阪から公害をなくす会/「ソラダス2012」泉南市実行委員会が開かれました。「ソラダス2012」とは、大阪のNO2(二酸化窒素)濃度を私たち住民の手で直接測定して、大気汚染を確かめようという運動です。
天谷(あまや)式カプセルを利用し、空気中のNO2濃度を、日時を決めて大阪府域全体でいっせいに測るのです。泉南市内で50か所で設置しますソラダスはこれまで5~6年ごとに実施してきており、「ソラダス2012」は7回目になります。
この測定で、自動車排ガス汚染対策、ぜん息や呼吸器系障害の実態を調査します。測定日は5月17日(木)午後6時から翌18日午後6時までです。カプセルを設置して、回収します。協力してもらえる方はご連絡ください。
午前中は生活相談、午後は泉南アスベスト国賠訴訟の原告らを連れて阪南医療生協に行く。そのあと、市役所に行き、晩は「ソラダス2012」実行委員会の会議に参加。
同和更生貸付基金とは泉南市と大阪府が基金をつくり、昭和40年から平成5年まで旧同和地区の更生に要する資金として、1人30万円を限度に貸し付けを行ってきましたが、5,072万円が回収出来ませんでした。泉南市の回収率は府下最低です。
この未集金問題で、府平均の回収率にするために3000万円集金する方針をたて、市はとりあえず308万円を回収したと議会に報告しました。ところが百条委員会で、この308万円は市長を除く幹部職員が集金できなかったので、身銭を切って肩代わりしていたことが明らかになりました。
肩代わりをした幹部職員の監督責任、議会に対する虚偽の報告、集金したかのように見せかけた業務について、市長の責任が問われました。
市長は「職員の肩代わりの事実は、全く知らなかった」、さらに、「行政の最高責任者として、職員の監督責任について市民と議会に謝罪する」と述べました(共産党の成田議員の質問に対する答弁)。
また、このような府下で最低の回収率になった原因として、
① 貸付と集金業務を行っていた部落解放同盟と市の双方に責任がある
② 当時は、一部に資金を借りても返さなくてもいいという考えもあった
③ 泉南だけでなく、府下どこも回収に苦労していた
などと説明がありました。
共産党は貸付と集金業務を行っていた部落解放同盟の責任を明らかにすることを求め、出来もしない回収計画に反対しました。
午前中は共産党議員団会議、午後は同和更生貸付基金調査特別委員会(百条委員会)の傍聴、夕方は消費税増税反対の宣伝と署名、晩は共産党泉南市委員会の会議でした。
幼なじみがGWに小学4年生の時の担任に40年ぶりに会ったそうです。これを機会に当時のクラスメートを探している、何か手がかりがないか、とメールが来ました。42人のクラスメートの名簿をつくって送って来ました。僕は彼とは違うクラスだっため、思いだせない子もいましたが、懐かしい名前が一杯で楽しくなりました。
午前中は「消費税増税反対の署名」のお願いに廻りました。年金の削減などの暮らしの大変さが話題になり、署名も集まりました。しんぶん赤旗の読者も増えました。
午後は、議員団の打ち合わせと街頭宣伝に行きました。5月は委員会や視察などが多く、4人の共産党議員の日程が合わず、休日に議員団の打ち合わせ会議を持ちました。街頭宣伝は5か所で演説をしました。