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市長・教育長の処分、高校入学説明会

学校プールの死亡事故の責任をとって、3月から教育委員会の職員とともに市長・副市長・教育長も10%減給(3ヶ月)処分になっています。議会運営委員会で市長らの減給処分の報告が3月議会最終日の追加議案となることが決まりました。
 
事故の背景には、財政難を理由に市民の命に関わる予算を削ってきた市政の問題があります。プール管理を委託された業者、教育委員会の職員と同様、市長の責任は重いものです。
 
私の質問に副市長は「市長らの処分は最も重たいものである」と答えました。
 
午後、昨年までPTA会長をしていた府立高校の入学説明会で、後援会を代表してクラブ活動などを支援する後援会協力金のお願いをしました。

出費が多い新入生の保護者へのお願いは心苦しいものがありますが、協力金の使途を明らかにし、大阪府が教育関係の予算(施設の改修費・人件費なども含めて)を減らしていることも説明し、協力を訴えました。

「プール事故の再発防止・安全対策」を求める付帯決議 可決

長かった4日間の予算審査特別委員会が終了しました。2012年度予算は砂川小学校プールの死亡事故を教訓にしなければなりません。市は再発防止のために安全対策を強化し、今年も学校プールの一般開放する計画です。しかし、当初予算では再発防止のための予算はあげていません。さらに、一般開放にかかる委託費は昨年と同額を計上しています。

市は再発防止の費用や委託費については、「必要に応じ補正予算を組む」と説明していますが、このような対応では、安全性について不安が残ります。

そのため、委員会では「学校プール一般開放の予算執行は、プールを利用する児童の心理的なケアや、保護者の理解を得るとともに、議会に対しても十分な説明を行い、事故の再発防止のための安全面が確保されるまで見合わせること」という付帯決議が全会一致で可決されました。

・・・市長に「泉佐野市みたいに、泉南市の名前を売るようなことを検討しないように」と質問しました。市長は、にこやかに大きな声で「2万パーセントない」と答えたので、委員や傍聴者もつられて笑っていました。

選手宣誓・市の名前売ります・PTAが鉄棒設置

昼のニュースで被災地・宮城県の石巻工・安部翔人主将の選手宣誓は聞きました。思わず「がんばろう」と声が出ました。

2度のグランドの水没を乗り越え、あたたかい支援に後押しされ、折れそうな心を奮い立たせ、念願の甲子園の出場です。

一方、泉佐野市が市の名前を売り出すことを検討というニュースには驚きました。「大阪ドーム」の名前を売って「京セラドーム」に変更されたことをやろうということです。

早速、泉南市民から「泉南市はこんなことしないだろうな」と聞かれました。市の名前を売ったぐらいで財政難は解決しないのに・・・・。

予算委員会で教育費が審議されました。昨年、統廃合されて新設された幼稚園に、鉄棒も登り棒もプールのないことが問題になりました。PTAが見かねて鉄棒を設置してくれたそうです。

プールの死亡事故を受け、プール管理にかかわる予算を増やし、安全性確保に全力を尽くすように求めました。また、死亡事故の起こった小学校プールは今年一年間閉鎖して、一般開放や学校の授業もやめるべきだという意見も出されました。

 

泉南アスベスト国賠訴訟 原告団総会と勉強会

今月28日の泉南アスベスト国賠訴訟(第2陣)の判決を前に、原告団総会が阪南市で開かれました。原告弁護団や勝たせる会・市民の会の支援者も参加しました。

28日の判決を4つの基本パターンの予想をたて、その後の対応を相談しました。その中には当然、全面敗訴ということもあります。

しかし、原告らは「第1陣の高裁敗訴の影響、民主党政権の様変わりなど不利な条件もあるが、正義と世論を信じ、勝利を目指してがんばろう」と決意を固めあいました。

原告らは意見の相違から、ぶつかることもありますが、お互いの気性も分かり合い、笑いの絶えない総会になっています。

原告らは高齢と病気などで不調な人も多いが、若い弁護士らに励まされています。今日も総会後、若い弁護士を講師に公害裁判の勉強会を開いていました

貧困と格差の広がり

予算審査特別委員会で生活保護について質問。今年度は生活保護の申請に関する相談が既に500件を超えているそうです。貧困と格差はますます広がっています。

生活保護の申請の相談を受けたり、生活保護受給者の面倒をみる市職員も大変です。このままでは孤立死・孤独死は、なくせません。

生活保護受給者を減らすには、国の責任で「大企業の勝手なリストラはやめさす」「最低賃金を引き上げ、正規雇用を増やしワーキングプアーをなくす」「低年金・無年金者の底上げ」を実現しなければなりません。

その他、「重度の障害者への支援」「子ども医療の助成の拡充」「子ども手当ての申請」「保育所の充実」などの質問を行いました。これらも国の責任が大きいですが、市の対応も不十分です。

また、瓦礫の受け入れや食料品の測定や福井原発の事故などに備え「放射能測定器」の購入を求めましたが、市は「府とも相談したい」という答弁にとどまりました。

医療 介護 年金 三重苦 高齢者狙い撃ち 

予算特別委員会は明日で2日目。委員会では民生費・土木費・農林水産費・消防費が審議される予定です。民生費では、医療・介護・年金の負担増から、市民の命と暮らしを守る市政が求められています。

4月から、大阪府をはじめ全国の多くの地域で、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度の保険料が値上げになります。同時に、泉南市でも65歳以上の介護保険料も値上げが提案されています。野田内閣のもと『負担増の春』です。さらに、野田内閣は年金を減らし、消費税を値上げする計画です。

高齢者からは悲鳴ともに怒りの声が沸き起こっています。今日も地域をまわると「冠婚葬祭が続き、家計が大変。一円も余裕がない」「夏に手術を受けるが、医療費の負担が1割から2割に増えると大変」「一所懸命に働いてきたのに、年金の引き下げはひどい」という声が寄せられました。

このような切実な高齢者の声を予算に反映させるよう明日の委員会で訴えます。

・・午前中は予算委員会の準備。午後は「しんぶん赤旗」の購読のお願いにまわりました。

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