平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
党議委員団は議会ごと、すべて小中学校の老朽化対策と、エアコンの設置やトイレの改修を求めてきました。その結果、教育委員会は昨年5月、「泉南市学校施設の老朽化対策に関する基本的な考え方」を作成し、泉南中学校・西信達中学校・信達小学校など建設後50年以上になる施設から順次、大規模改修か建て替えを行うことを明らかにしました。
竹中新市長は大森議員の質問に対し、「教育委員会の基本的な考え方に従い、老朽化対策を行う」と答えました。
その第一歩として、最も古い泉南中学校の老朽度調査が実施され、27年度に基本計画の作成、28年度に実施設計、29年度から建築工事と計画されています。西信達中学校、信達小学校も2年ずつ遅れて老朽化対策を行う計画です。
泉南アスベスト国賠訴訟の原告団と支援者20人が、竹中泉南市長、中尾同市議会議長、田畑同副議長と懇談しました。
裁判が始まって8年になります。国は4回の裁判で3度負けていますが、責任を認めず上告し、現在、最高裁で争われています。今年10月には最高裁の判決が出ると予測され、いよいよ大詰めを迎えました。
原告らは、国の責任を認める原告勝利の判決を勝ち取り、さらに、政治の責任ですべてのアスベスト被害者が早期に救済されるためにと頑張ってきました。
原告団は、今までの市長や議会の支援にお礼を述べるとともに、なお一層の協力をお願いしました。
7月18日(金)、新家地域の住民12名が竹中市長に「生活道路改修に関する嘆願書(752筆の署名分)」を手渡しました。
この生活道路は私有地部分が多く、市道のように改修ができません。そのため、穴ぼこが放置され、そこに躓いて事故が起こっています。
市は「私道の所有者に協力してもらって、道路の改修が進むように、地元住民と一緒にがんばりたい」と答え、引き続き協議を行うことを約束しました。
6月議会報告(大森和夫の代表質問から)
通院も中学卒業までの助成を求める
泉南市のこども医療費の助成制度は、通院は小学校入学前まで入院は中学卒業まです。大阪府下でも最も遅れた自治体になっています。日本共産党は少子化対策、子育て支援として、早急に通院の助成を中学校卒業までに拡充することを求めました。
大阪府は現在2歳児までの医療費の助成を行っていますが、来年度から制度の拡充を行う予定です。市は府が拡充を行えば、市の助成制度に上乗せをして、段階的に中学卒業までの通院の助成を実現したいと答弁がありました。
近隣市町に後れをとる泉南市・・若者に魅力がない
若い人に魅力ある街にするためには、こども医療費の助成制度の拡充は、段階的でなく、直ちに拡充しなくてはなりません。このままでは、結婚時や出産時に泉南市を離れていきます。
大阪府内の「こども医療費助成制度」の状況
●通院 カコミは所得制限あり
中学校卒業まで・・大阪市、堺市、吹田市、箕面市、大東市、能勢町、田尻町、太子町、河南町、千早赤阪村、高槻市(7月から)、富田林市(10月から)、東大阪市(2015年1月から)、
小学校卒業まで・・茨木市、河内長野市、柏原市、大阪狭山市、池田市(7月から)、摂津市(7月から)、藤井寺市(10月から)、岬町(7月から)
小学校3年・・・泉大津市(7月から)、和泉市、門真市、四條畷市、羽曳野市(7月から)、交野市(7月から)、枚方市(10月から)、忠岡町(10月から)、
小学校1年・・・岸和田市、
・就学前・・・豊中市、貝塚市、守口市、八尾市、泉佐野市、松原市、高石市、泉南市、阪南市、
島本町、豊能町、熊取町
6月議会が25日から始まります。今議会は5月の市長選挙で初当選した竹中市長のデビューです。
25日は市長の市政運営方針の説明のあと、各会派ごとに代表質問が行われます。
日本共産党を代表して1時30分から質問します。質問時間は80分です。
質問は議場での傍聴や、泉南市議会のホームページから中継・録画も見られます。
質問内容は以下の通りです。
人権問題について
(子どもの権利・人権問題について)
教育問題について
(幼児・義務・人権教育について)
教育環境の整備について
(学校施設の改修・老朽化対策について)
防災対策について
(耐震化について、防災・津波対策について)
医療問題について
(子どもの医療について、健康づくりについて)
地場産業の発展ついて
(雇用・商工業・観光・農業について)
街づくりについて
(駅前・生活道路の整備などについて)
日本共産党泉南市委員会は以下の見解を発表しました。
5月18日投・開票の泉南市長選挙は、3候補のたたかいとなり、竹中いさと氏が16票のきん差で勝利しました。
日本共産党は「明るい泉南市政をつくる会」(「明るい会」)のみなさんと力を合せ、「維新」・「利権」政治のもちこみを許さない立場から、清潔・公正、「市民の目線を大切にする」市政をめざす前副市長の竹中いさとさんを自主的に応援して、力いっぱいがんばりました。
選挙戦は、維新丸抱えの相手候補が10種類近い大量のビラを1か月足らずの間に、新聞折り込みや全戸配布するなど宣伝戦で攻勢をかける形で展開されました。「明るい会」と共産党は告示前、告示後に合計11万枚のビラを配布して相手候補の正体を明らかにし、維新政治の実体を知らせる宣伝戦を展開しました。
こうした「会」と日本共産党の態度と献身的な活動が、竹中いさとさんを応援する保守や無党派の方々との信頼を広げ、共同の力が大きく発揮されました。また、出発式や、最終盤には維新の会を相手に勝利した竹山修身堺市長が竹中いさとさんの支援に入るなどの大きな盛り上がりがつくられました。
わが党は、今回の選挙で、市議補欠選挙に新人の北村みき候補を立て、「維新」政治反対、「利権」ゆるさない立場から「市長には竹中いさとさん」を、「市議補欠選挙では北村みき」をと宣伝戦でも組織戦でも力いっぱいたたかい、竹中いさとさんの勝利に貢献しました。
当選には至りませんでしたが、4201票、21.04%の得票を獲得するなど貴重な前進を切り開く事が出来ました。この貴重な結果を踏まえ、党議員団と北村みきさんは、教育施設の改修や教育条件の充実などの公約実現に向けて竹中いさと新市長と力を合せて、清潔、公正、市民本位の市政めざしてがんばります。
以上