平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
昨日、平成24年度 第1回 国民健康保険運営協議会が開催されました。
協議会委員は被保険者代表、お医者や薬剤師さんなどの療養担当代表員、公益代表―市会議員など20名がつとめます。
最初に協議会会長に木下市議(厚生文教常任委員会委員長)を選出しました。
次に、向井市長から「泉南市国民健康保険事業における健全財政を維持しつつ、国民健康保険税の資産割を廃止し、所得割及び賦課限度額を改定することについて」という諮問書が協議会に出されました。
この諮問の意図が「資産割を廃止する一方で、所得割を増やし賦課限度額を引き上げて国保税をさらに引き上げる」というものであれば、市民から賛同は得られません。
資産割を廃止することで、土地や建物などの資産を持っている人は、保険税は引き下がるが、資産のない人(今まで資産割がかからなかった人)は保険税が高くなっては困ります。
「国保が高すぎて払えない」という実態が全国で問題になっています。
泉南市でも2年前、このような値上げ案は議会で否決されました。
安心して市民が医療に受けられるようにするのが、市政の仕事です。
泉南市の国保会計は黒字が続いています。そのなかで、「資産割をなくし、高い国保税を引き下げるためにどうするのか」行政の知恵の出しどころです。
今朝はJR新家駅で定例の早朝宣伝。後援会の方と4人で、近畿民報を配布しながら、宣伝しました。
車のフロントガラスは凍りついていなかったけど、風がきつく寒かったです。
「寒いのにご苦労さん。頑張って」「おめでとう。今年もよろしく」と声をかけてもらうと気持ちも暖かくなります。
通勤、通学の皆さんもご苦労さまです。
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午前中は地元共産党の会議に参加。午後は国保運営協議会。8時まで市役所で予算要望の整理をしていました。
家に帰って、夕食を準備し、妻と息子の帰りを待ちました。
駅で配布したニュース
今年新成人になるA君は、泉南市の小・中学校、地元の高校を卒業し、東京の大学に行きました。東京に行っても、泉南の幼なじみことを忘れたことはありません。
A君は泉南市の成人式に出席して、地元の友達と再会すること心待ちしていました。
ところが、A君の泉南の実家には「成人式の通知」が来ていません。住民票を東京に移したため通知が来なかったようです。
A君は通知がなくても、泉南市の成人式に出席するつもりでした。
一方、A君のお母さんから私に、「通知がなくても、成人式に参加して問題はありませんね」と連絡がありました。
私は即座に、「市に確認しますが、通知がなくても、出席できますよ」と答えました。教育委員会に確認しましたが、出席できるとのことでした。そのことをお母さんに連絡すると「よかった。心配なく成人式に出席できる」と喜んでいました。
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実は、私は地元の成人式には参加していません。新成人の時は、山口県の大学に行き、住民票は大阪に置いたままでしたが、大学のあった市の成人式に行き、記念のアルバムだけもらって帰りました。
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ところが、議員になって、泉南市の成人式には毎年、成人式に来賓として参加しています。泉南市の成人式もお世辞にも落ち着いて式とは言えません。しかし、「新成人の誓いの言葉」はいつも感心して聞いています。
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滋賀に住んでいる娘は、今年成人式ですが、出席しないようです。成人式に出なくても、地元の友人とは、末永く交流して欲しいと思います。
神戸大学と京都精華大学で制作したマンガ「石の綿」の原画展を泉南市で開催することとなりました。泉南地域の石綿問題はマンガの中でも取り上げられている題材です。さらに、ドキュメンタリー映画会の巨匠・原一男監督の最新作「命て なんぼなん?泉南アスベスト禍を問う」を期間中に上映します。奮ってご参加ください。
今日、「泉南アスベスト被害と市民の会」のメンバーが、原画展と上演会の宣伝を行いました。
「石の綿」原画展&「命て なんぼなん?泉南アスベスト禍を闘う」上映会
日時:2013年1月19日(土)~26日(土)
時間:毎日午後1時~午後6時
会場:有朋館総合武道場 【入場無料】
(JR和泉砂川駅東口徒歩2分 ・ 駐車場あり)
主催:原画展実行委員会(TEL:072-483-4981)
後援:泉南市・泉南市教育委員会
○特別開催!ミニマンガ教室 【先着50名】
26日(土)午後2時~3時
(講師)京都精華大マンガ学部の学生2名予定
○上映会「命て なんぼなん?泉南アスベスト禍を闘う」
*ドキュメンタリー映画界の巨匠・原一男監督の最新作*
19日(土)と26日(土)の午後3時~4時
記者会見の冒頭、経過を説明する副市長
1昨年、泉南市立砂川小の一般開放中プールで児童が水死した事故で、大阪府警捜査1課は監視員不足を認識しながら放置したとして、業務上過失致死容疑で、市教育委員会(事故当時)の職員2名を書類送検しました。
さらに、恒常的に監視員が不足のまま、プールの管理業務を請け負っていた業者の社長ら3名も、書類送検されました。
市職員らは、事故の数日前に利用者から「プール監理員が持ち場を離れている」という苦情の電話を受けていながら、放置していたことが、容疑の主な理由になっているようです。
泉南市では本日午後4時の大阪府警の発表を受け、6時から泉南市役所で記者会見が行われ、1時間にわたり厳しい質問が寄せられていました。
記者会見には、副市長・総務部長・教育委員会職員が出席。教育長は緊急の記者会見のため、出席できなかったそうです。
記者らは、担当の市職員の責任にとどまらない、市(行政)全体の責任について追及しているように思いました。
記者の質問を聞きながら、2005年におこったJR福知山線(宝塚線)脱線事故のことを思い出されました。この事故では安全性を軽視していた歴代のJR西日本の社長らの責任が問われています。
プール事故の背景に教育予算の削減、財政難を理由にした民間委託と職員減らしが指摘されています。
2006年にはふじみ野市営プールで児童の死亡事故が起こりました。その時、私は「民間委託の問題」について質問しましたが、市の答弁は「問題なし」というものでした。
例え少数意見であっても、このような質問に耳を傾け、安全性を優先する姿勢があれば、今回の事故は防げたはずです。
その意味では、市長ら幹部の責任は、相当重いものです。
2012年12月26日、「アスベスト被害の早期解決を求める意見書」が和歌山県議会において全会一致で可決したそうです。
和歌山県内から泉南の石綿工場に働きに来て、被害に会った県民がたくさんいます。可決した意見書にも、泉南アスベスト被害について、書かれています。
泉南アスベスト国家賠償裁判の原告にも、三好石綿請求人団にも、和歌山在住の方がたくさんおられました。
和議第93号 アスベスト被害の早期解決を求める意見書(案) 大阪府泉南地域は、古くから石綿紡織業が発展し、わが国の高度経済成長を支えるため、その生産を一手に担ってきたところである。しかしながら、石綿肺や肺がん、中皮腫など、アスベストが原因とみられる健康被害が、石綿関連企業従事者やその家族、また、周辺住民などに生じている。本県からも、多くの労働者が働きに出ていたことなどから、県内においても健康被害に苦しむ県民の方々が少なくない。 平成18年5月に、泉南地域を中心とする被害者の方々が国を相手に訴訟を提起し、その後、第2次訴訟の提起も行われている。また、全国各地において、建設作業従事者によりアスベスト被害の訴訟が提起されるなど、アスベストによる健康被害で苦しむ方々の訴えの提起が行われている。 しかしながら、これまで出されている判決において、国の責任を認める判断が示されているものがあるものの、控訴により係争が続くなど、全面的な解決には至っていない状況である。 原告の多くは、病状の進行や高齢化という困難に直面しており、解決を待たずして亡くなられた原告もある。「命あるうちに解決を」という原告の心情を考慮すれば、早期解決による被害者の救済は急務である。 よって、国においては、司法の判断を待つことなく、被害者に対する救済システムの構築と、これ以上のアスベスト被害を発生させない規制や対策の強化を直ちに行うことで、全てのアスベスト被害に対する早期の全面解決を実現するよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年12月26日
和歌山県議会議長 山下 直也 (提 出 者) 大沢広太郎 長坂 隆司 雑賀 光夫 角田 秀樹 (意見書提出先) 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 厚生労働大臣 環境大臣 |