平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
12月24日付毎日新聞朝刊(4面 オピニオン)の「そこが聞きたい」というコーナーで日野原重明氏(101歳)のインタビュー記事が載っていました。
日野原さんは聖路加国際病院理事長で現役のお医者さんです。テレビなどでマスコミでもよく取り上げられ著名人です。
韓国の元首相が竹島に上陸し、北朝鮮は「ロケット」を発射し、中国機が日本領空を侵犯し、日本では「国防軍」や「憲法9条」改定を狙う安倍自公政権が発足。
国と国が武を張り合ういま、日野原さんは「小日本主義」を主張し、領土問題でも愛が必要だと述べ、非戦の思想を訴えています。
小日本主義とは、「国内に縮こまるという意味では全然ない。外に領土や軍事力を広げるのでなく、人材をどんどん輸出して世界に開いていく。日本の資源は人間だから。」と説明しています。
政界やマスコミがどんどん右傾化する中、貴重な意見だと思います。
・・・・・・
このインタビュー記事と同じ紙面に、「憲法9条と核兵器廃絶の初心忘れずに」という河野洋平氏(元衆院議長・自民党総裁)の寄稿文がのっています。
「小日本主義」は石橋湛山(元首相、自民党)の考えをもとにしたものです。
今の自民党の幹部は、戦争の悲惨さや庶民の生活の大変さをしらない2世・3世議員です。マスコミの時流にうまく乗り、憲法9条をかえ、戦争をする日本に変えようとしています。
そんな流れに対抗するため、多くの人が声をあげ始めているのではないでしょうか。
滋賀の大学で下宿している娘が帰ってきました。明後日から母親と旅行に行きます。
娘は旅行から帰ってきて、元旦からバイトに行き、成人式には参加しないそうです。
高価な成人式用着物を借りずにすみました。
家族4人と叔父と食事に行き、忘年会と20歳の娘の誕生日を祝いました。
・・・・・・・・
午前は団会議で、来年度の予算要望についての相談。
午後は、総務産業常任委員会が開かれ、土地開発公社の清算について議論しました。
泉南市土地開発公社は100億円も超す借金をかかえていました。その借金は歴代の市長と何でも賛成の議員の責任です。
これらの責任を明らかにしないまま、借金のツケが市民と市職員に押し付けられています。
朝7時に「昨日、倒れて地面に打ちつけた肩が痛くてたまらない。どうしたらいいか?」と85歳の一人ぐらいの方から電話がありました。
休日のため、どの病院に行けばいいのか、わからなかったようです。
「救急車は必要ない」と言うので、8時30分に迎えに行って、休日診療を行っている市内のA病院に連れていきました。
消防署とA病院には、事前に電話をしておきました。
消防署では3つの病院を紹介してくれました。B病院は当直の先生が非常勤なので、レントゲン写真を撮れないというので、やめました。C病院は市外の病院なので、やめました。
A病院は保険証と預り金(5000円か1万円)を持ってくるように言われました。
A病院は9時から診察が始まり、一番のりでに非常勤の若い女性の先生に診てもらいました。レントゲン写真で骨折していることがわかり、「痛かったでしょう」とねぎらってくれていました。
「明日、常勤の先生と相談して、手術をするか、決めてください」と言わていました。
診察を終え、10時前に帰る時には、ロビーに多くの患者さんが来ていました。ケガや病気は休日や祝日も遠慮してくれません。
・・・・・・
内科や小児科の場合は泉佐野熊取田尻休日診療所(泉佐野市湊1-1-30 Tel072-464-6040)行くことになります。
インフルエンザが流行ると、休日診療所は子どもたちで一杯になるそうです。
安心して医療が受けられるように、施設の充実や保険料や窓口負担の軽減が求められています。泉南市の子ども医療の補助制度は大阪府のなかでも遅れています。
・・・・・・
午後は年金に関わる相談の返事(司法書士に聞いた内容)を伝えに行きました。夜は泉南アスベスト被害と市民の会の世話人と相談。
今日は特別寒かったので、人と会うたびに「カゼひかないように」と声をかけられました。
大阪アスベスト弁護団の副団長から薦められた馬奈木昭夫弁護士(聞き書き 阪口由美 西日本出版社 1900円)の「たたかい続けるということ」を読み終えました。
水俣病、じん肺、諫早干拓などの国や大企業を相手にした歴史的な裁判で、被害者(原告)勝利に導いた立役者が、馬奈木弁護士です。
泉南アスベスト国賠訴訟の集会でも、講演していただいたことがあります。「私たちは負けない。どうしてか。勝つまでやるからだ。」という話は、原告や支持者に勇気を与えてくれました。
難しい法律用語もなく、一気に読みました。過去の公害の話ではなく、福島原発事故の被害回復、地域回復を目指すたたかい、日本から完全に原発をなくすたたかいまで見通したものです。
弁護士法には「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」という文言があります。
基本的人権とは何か、社会正義とは何か、国家とは何か、その答えがこの本にかかれているように思います。
聞き書きされた阪口さんは、西日本新聞社の記者で、大阪府岸和田市出身です。阪口さんがどんな方が全く知りませんが、岸和田出身というだけで身近に感じます。
泉南地域のアスベスト問題が、このたび、マンガになりました。
石綿工場全盛時の町の風景も描かれていて、
「被害のことがよく分かる」「あのころを思い出した。」 と好評です。
出版を記念して「原画展」を開催します。皆さま、どうぞお立ち寄りください。
日時:2013年1月19日(土)~26日(土)
時間:毎日午後1時~午後6時
会場:有朋館総合武道場 【入場無料】
(JR和泉砂川駅東口徒歩2分 ・ 駐車場あり)
主催:原画展実行委員会(TEL:072-483-4981)
後援:泉南市・泉南市教育委員会
*ドキュメンタリー映画界の巨匠・原一男監督の最新作*
「命て なんぼなん?泉南アスベスト禍を闘う」
特別上映 1月19日(土)と26日(土)の午後3時(66分版)
風間杜夫と加藤健一が共演する「バカのカベ~フランス風~」を観ました。岸和田の浪切ホールでありました。
前売り券を1枚買い、当日券を1枚買い夫婦で行きました。二人とも夜、時間が取れました。
観客の笑い声で、俳優の声が聞き取りにくい程、大笑いしました。風間と加藤の熱演、長いセリフに感心しました。
「他人をバカと思う前に、自分はどうか、考えて欲しい」というセリフがあります。他人をバカにすることの、バカらしさ―滑稽さを笑い飛ばしました。
加藤は最後にあいさつし、演劇鑑賞会で何度も岸和田や阪南や和歌山に何度も来ていることを話していました。文化を育てるために頑張っている泉州地域の人たちにエールを送ってくれました。