平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
大阪アスベスト弁護団の副団長から薦められた馬奈木昭夫弁護士(聞き書き 阪口由美 西日本出版社 1900円)の「たたかい続けるということ」を読み終えました。
水俣病、じん肺、諫早干拓などの国や大企業を相手にした歴史的な裁判で、被害者(原告)勝利に導いた立役者が、馬奈木弁護士です。
泉南アスベスト国賠訴訟の集会でも、講演していただいたことがあります。「私たちは負けない。どうしてか。勝つまでやるからだ。」という話は、原告や支持者に勇気を与えてくれました。
難しい法律用語もなく、一気に読みました。過去の公害の話ではなく、福島原発事故の被害回復、地域回復を目指すたたかい、日本から完全に原発をなくすたたかいまで見通したものです。
弁護士法には「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」という文言があります。
基本的人権とは何か、社会正義とは何か、国家とは何か、その答えがこの本にかかれているように思います。
聞き書きされた阪口さんは、西日本新聞社の記者で、大阪府岸和田市出身です。阪口さんがどんな方が全く知りませんが、岸和田出身というだけで身近に感じます。
コメントはまだありません。
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。