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泉南アスベスト裁判・・原告団総会

第17回泉南アスベスト国賠訴訟の原告団総会が開催されました。弁護団・原告団・市民の会・勝たせる会が参加しました。

この裁判は国がアスベスト(石綿)による被害を知っていたのに、規制や安全対策を取らずに被害を広げた国の責任を問うものです。

泉南地域は100年前から石綿による紡織産業が発展し、アスベスト被害の原点となっています。アスベストによる健康被害は、治らない病気です。肺などの刺さった石綿は溶かしたり、燃やしたり出来ません。肺の病気は、もっとも苦しいもだと言われています。

アスベスト被害は、建材や水道管や船舶など多種多様な産業にひろがっています。すべてのアスベスト被害者の救済の一つの手段として、裁判を起こしました。原告らは隙間のない救済を実現する法律の制定や、国や関連企業が基金を作り被害者への補償を行うことを要望しています。

今年3月の第2陣大阪地裁の判決は、国の責任を認める原告勝訴となりました。昨年8月の第1陣大阪高裁での不当判決を乗り越えたものでした。 今日は第1陣の最高裁、第2陣の大阪高裁でのこの後の運動について相談しました。

午前中は、地元共産党支部としんぶん赤旗の購読のお願いに行きました。読者も増え、嬉しかったです。 午後は原告団総会に参加、晩はしんぶん赤旗の集金に出かけました。

19区予定候補者に田上(たのうえ)聡太郎(34歳)

次期衆議院選挙19区(貝塚市、泉佐野市、熊取町、田尻町、泉南市、阪南市、岬町)の日本共産党予定候補者に、34歳の田上聡太郎(たのうえ そうたろう)が決まりました。

田上さんは、泉佐野市出身。四天王寺国際仏教大学人文社会学部卒。民間企業を経て、2008年から党阪南地区勤務員。現在、地区若者・くらし相談室長。

今日は、共産党阪南地区委員会の会議で、田上さんの若さあふれる決意表明を聞きました。

『国民は閉塞を抜け出す道を強く求めている。「アメリカいいなり」「財界中心」という「二つの害悪」を断ち切る改革を訴えたい』と話していました。

建設アスベスト訴訟・・不当な判決

25日、横浜地方裁判所は,建設現場で大量のアスベスト(石綿)を吸い込み、重篤なアスベスト疾患に羅患した建設作業従事者とその遺族が国およびアスベスト建材製造企業に対し損害賠償を求めた裁判で国、企業の責任を免罪する全面棄却判決を下しました。

既に原告患者75名中44名が尊い命を奪われている現実を直視せず、不治の病と闘いながら「命あるうちの解決」を願う原告らの想いを踏みにじる不当極まりない判決です。

アメリカでは、アスベスト関連企業が資金を出し合って基金をつくり、被害者救済を行っているそうです。また、9・11で崩落したビルには、アスベスト建材が使われていたので、消火活動をおこなった消防士に対し、アスベストの定期健診を行っているそうです。

ヨーロッパや韓国でもアスベストの裁判が行われ、企業や国の責任を認める判決が出ています。

日本の裁判はどうなっているのか。国や企業は人の命をどう思っているのか。怒りを覚えます。

阪神淡路大震災、東日本大震災でもつぶれた建築物からアスベストがでて、被災者やがれき処理をおこなった自衛隊員などにアスベスト被害が心配されています。これらの被害も見捨てられるのでしょうか。

昨晩は遅くまで、PTA活動を一緒にしていた仲間とワイワイ楽しんでいました

 

 

議員の「政治倫理条例」の制定求める

議会基本条例調査特別委員会が開かれました。1月に正副委員長が改選され、委員長が北出議員、副委員長が真砂議員に代わって2回目の委員会となりました。

会議では倫理条例の取り扱いが議論になりました。

議会基本条例の基本は、「議員・議会が住民から信頼の置ける存在になること」です。そのため、「住民からの信頼」を明らかにする倫理条例を先に作るべきです。

実際、岸和田市と熊取町は、議会基本条例を制定する前さばきとして、先に倫理条例を制定しています。

さらに、「泉南市では議員にふさわしくない行動が問題になっているので、倫理条例を優先させよう」という趣旨の意見も出ました。

一方、委員長らは、倫理条例の制定は賛成するが、議会基本条例に先行する必要はない、という立場です。議論は平行線となり、委員長の意向を優先し、倫理条例を優先させないことになりました。

今朝は、新家駅で大森和夫議会報告の配布、午前中は、議会基本条例調査特別委員会、晩は大阪社会保障推進協議会泉南ブロックの会議に参加しました。

やる気を引き出す

午前中は議員団会議。この一週間の議員ごとの活動報告を行いました。

成田議員と松本議員が、行財政特別委員会と厚生消防常任委員会の視察に行きました。シャッター街と言われる商店街への振興策、駅前整備、火葬場、特産品の開発と販売など地場産業の支援、機構改革など行財政改革などを勉強したそうです。

公立病院を民間委託し、住民の反対運動が起こり、リコールされたが再選した市長からも話が聞けたそうです。事細かに指示をだすワンマン市長らしいですが、そこの職員は萎縮しているように見えたそうです。

月曜日の晩、サッカーの岡田監督が中国のそんなに強くないチームを指導している内容を紹介するNHKのテレビ番組(プロフェッショナル)を見ました。それを見ると、選手にいかにやる気にさせるか、いかに考える力をつけさせるかが、世界に通用するチームや選手を作る鍵だと思いました。

市の職員も同じように、市長の顔色を見て仕事をするのではなく、市民に奉仕する職員を育てることが大事ではないでしょうか。

大森和夫議会報告№91が完成させ、印刷をしました。

晩は地元共産党泉南東支部の打ち合わせを行いました。

司法書士に相談

午後から、遺産に関わる問題のため、司法書士事務所に相談者と行きました。相談者は弁護士や司法書士にお世話になることはないと思っていた、と緊張気味でした。

複雑な法律関係になると、どうしても法律家のお世話になります。しかし、経費もかかるので、躊躇されることも少なくありません。そのため、相談内容によっては、弁護士より司法書士を紹介する場合もあります。

今日は、司法書士から適切なアドバイスを受け、経費もいりませんでした。当面、相談者自ら動いて、解決出来ないときは、再度、相談することにしました。

午前中は農業団体から、新規の農業従事者に対する支援について要望を聞きました。

晩は昨日に続いて、大森和夫議会報告(№91)の準備です。