平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
石綿の使用が禁止される2004年まで泉南市で石綿布をつくっていた工場の見学に行きました。
その工場の周辺には畑やため池があり、農村の風景が残ります。
家内経営の工場は小さくて狭く、家族と数人の労働者が働いていました。
昨年末、泉南アスベスト国賠訴訟の判決前に、関西テレビで放映された工場と同じところです。
元経営者と、石綿のホコリを出す除塵装置に詳しい弁護士が、石綿の糸から布ができる工程を教えてくれました。
石綿の代替品を使った糸て、実際の工程を行い、ホコリのでる様子をみました。
糸がすりあうごとに、ホコリが舞い上がり、床に雪のように積もります。
石綿工場で働いていた人は「工場内は真っ白で、1メートル先が見えない」という証言しています。
ここで、息苦しさや蒸し暑さに耐えながら、立ちながらの長時間労働を行ってきました。
豪勢に働いた結果、家族や従業員は肺病になり、多くの場合が若くして、苦しみ抜いて亡くなりました。
経済優先で、欧米並みのアスベスト規制を行ってこなかった国の責任は明らかです。
(1月22日)
今日から大学入試のセンター試験が始まります。息子は昨年に続いて今年も受験。
昨晩は息子の希望で父親の愛情が一杯つまったカレーライスを作りました。
今朝も残りのカレーライスを食べていきました。愛情とスパイスに胸焼けしないか、少し心配です。
妻は息子が予備校に行く時と同じように普段通りのお弁当を作りました。
今日の受験は普段通りにやってくれたら、いいと思います。
夕方、JR和泉砂川駅で、大増税反対地域連絡会で消費税増税ストップの署名と宣伝を行いました。 建築業者の人が、「消費税増税になれば家が売れなくなる。消費税増税は死活問題。絶対に反対や」と署名してくれました。1時間で35筆が集まりました.
成人式に出席した後、泉南アスベスト国賠訴訟の原告と泉南市内を宣伝カーで回りました。
去年のクリスマスに、泉南アスベスト国賠訴訟・第2陣の高裁判決があり、国の違法を断罪し、賠償を命じる判決が下りました。
敗訴の判決を不服として、国は1月7日、最高裁に上告しました。
全野党の国会議員、自民党・公明党のアスベスト問題の責任者、地元市長・議長が年末、上告断念を含む早期解決の決断の要請を行っていました。
泉南アスベスト裁判は7年半に及び、その間に原告13名が亡くなりました。原告らは高齢化に加え、病気がどんどん重くなって苦しんでいます。
「命のあるうちに解決を」これは原告らの譲ることのできない願いです。
市長、議長は毎年、厚労省・環境省に早期解決・救済を求める要請を行っています。
市議会でも早期解決・救済を求める意見書を全会一致で可決しています。
地元の声に背を向ける、国の姿勢は許せません。
泉南アスベスト早期・解決を求めるアピールに賛同する国会議員は118名になりました。
私たちは最高裁においても全力で闘い抜きます。
引き続き、地元のご支援ご協力をお願いいたします。
6日、泉南アスベスト国賠訴訟の原告7名と支援者6名が、泉南市と阪南市の市長・議長・各会派に「高裁勝利判決の報告とお礼」と「国への上告断念への要請行動への協力」を訴えました。
年末の休暇中に、アポをとって6日の面会が実現しました。
泉南市長は、原告らの日頃の活動をねぎらい、勝訴判決を大変喜んでくれました。また12月28日、議長と連名で厚労省・環境省・官房長官あてに、上告を断念するように要望書を出したと報告がありました(阪南市も同様に要望書を出す)。
議長(公明党)には、公明党の国会議員も年末、自民党議員とともに上告断念の要請を厚労大臣に行っていることを伝え、引き続き支援の要請をしました。
拓進クラブ(民主党系)、公明党、共産党、緑の党とも懇談が出来ました。上告の期限が8日なので、今日中に上告断念の要望書をFAXで送付するように要請しました。
*10時から泉南市で要請行動をし、その後、泉南の参加者全員で阪南市に行き合流しました。