平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
石綿の使用が禁止される2004年まで泉南市で石綿布をつくっていた工場の見学に行きました。
その工場の周辺には畑やため池があり、農村の風景が残ります。
家内経営の工場は小さくて狭く、家族と数人の労働者が働いていました。
昨年末、泉南アスベスト国賠訴訟の判決前に、関西テレビで放映された工場と同じところです。
元経営者と、石綿のホコリを出す除塵装置に詳しい弁護士が、石綿の糸から布ができる工程を教えてくれました。
石綿の代替品を使った糸て、実際の工程を行い、ホコリのでる様子をみました。
糸がすりあうごとに、ホコリが舞い上がり、床に雪のように積もります。
石綿工場で働いていた人は「工場内は真っ白で、1メートル先が見えない」という証言しています。
ここで、息苦しさや蒸し暑さに耐えながら、立ちながらの長時間労働を行ってきました。
豪勢に働いた結果、家族や従業員は肺病になり、多くの場合が若くして、苦しみ抜いて亡くなりました。
経済優先で、欧米並みのアスベスト規制を行ってこなかった国の責任は明らかです。
(1月22日)
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