平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
昨日の勝訴判決を受けて、早速、泉南市で泉南アスベスト地元相談会が開かれました。主催は泉南アスベスト国賠訴訟の弁護団です。
24名が相談に来られ、労災申請から診療機関の紹介まで行いました。
判決を機に隠れた被害が救われたら嬉しい。
全てのアスベスト被害者が救済されるまで、運動は終わりません。
5名の弁護士が参加しました。さすが日本1の弁護団だと感心します。
9日3時、泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁判所の判決がでます。
原告団、弁護団が揃って東京と中継しながら泉南市役所でも記者会見を行います。
家族のため、生活のために働いてきた国民が、命と健康を奪われる無法は許されません。
原告の勝利を確信しています。
泉南市教育委員会は中学校給食を2016年から実施する計画です。その方式はデリバリーという「民間に調理を委託し、学校に弁当を届ける」ものです。
また、学校の敷地内で給食をつくる方式を自校方式と言います。自校方式は温かく美味しい給食が提供できます。地場の農産物が使え、安全・安心、地元農業の発展につながります。共産党は、学校の建て替え時に自校方式を取り入れるように提案しています。
小学校の給食は給食センターで一括して調理し、学校で配膳する方法です(センター方式)。給食センターは、築40年になり、建て替えが必要ですが、財政難を理由に先延ばししている状況です。そのため、中学校給食用の給食センターを新築する余裕などありません。
近隣の中学校給食の方式(計画も含めて)
センター方式 岸和田市、貝塚市、泉佐野市
自校方式 熊取町、田尻町、岬町
デリバリー方式 阪南市
25回原告団総会が4日、泉南市樽井公民館で行われました。
弁護団・支援者・マスコミが多く参加しました。原告の命がけのたたかいに注目が集まっています。10月9日、最高裁が「国を断罪する」勝利判決を下すように願っています。
アスベストによる健康被害は、危険性を知りながら規制制限を行使せず、対策を怠った国に責任があります。原告のうち14名の方がなくなられ、生存原告らも、高齢化や病の重篤化によって肉体的・精神的に苦しんでいます。国は一刻も早く責任を認め、謝罪しなくてはなりません。
被害者の掘り起こしや、国に対し早期の全面解決を求める意見書の可決に取り組んできました。泉南市長・議長も毎年、厚労省や地元選出の国会議員にアスベスト被害救済の要望活動を行っています。行政や議会を先頭に党派を超えた運動になっています。
近隣・家族被害を含め、すべてのアスベスト被害者についての国の責任の明確化と救済のあり方の抜本的な見直し、これ以上の被害を発生させないため、頑張ります。
総会には、泉南市副市長、地元府会議員、泉南市議会副議長も出席しました。