月別アーカイブ:2012年7月

いじめ問題と夜回り先生

昨年10月に大津市でいじめが原因とされる中学2年生の自殺が起きました。子どもの命を守り、二度と悲しい事件を繰り返さないために、子どもの願いを受けとめた人間らしさあふれる学校づくりがすすむように心から希望します。

「なぜ生徒を救うことができなかったのか」、「どう支えればよかったのか」と国民の多くが心を痛めています。

「泉南市でも、いじめはありますか?」、「大森さんには、いじめの相談がたくさん来るでしょう」という質問を受けます。

大津の学校だけでなく、すべての保護者や教育関係者に「自分の子どもや自分の学校は大丈夫か」という不安が広がっています。

このような質問を受けると、夜回り先生こと水谷修さんの講演を思い出します。(05年泉南市文化ホールで開催された泉南市PTA協議会主催の研究集会。その時のPTA協議会の会長は私が務めていました。)

水谷先生は「大人社会でもいじめが横行している。会社でいじめにあった父親は、家で妻や子どもにあたりストレスを発散する。その子どもは同じように、ストレスを発散するため、学校でいじめをやる

いじめの解決には、大人社会のいじめを無くすことが必要」とお話になりました。

リストラ、窓際、格差の広がり、勝ち組負け組、自己責任、名ばかり管理職、非正規、ワーキングプア・・・大人社会のいじめの解決も待ったなしです。

父の命日と国会大包囲20万人

2008年7月30日朝方、西宮市名塩の国道で実父が乗用車にはねられ、全身を強く打って、即死しました。お医者さんの説明では、父は痛みを感じることなく死んだそうです。即死とは、そういうことらしいです。

この話をすると、「介護など家族に迷惑をかけずに亡くなって、お父さんは偉い人ね」と褒める人が多くいますが、あまり嬉しくありません。

日本では、長生きが喜ばれず、介護で家族が苦労する話が多くあります。そのため、父のような最期を褒めるのです。しかし、子どもとしては、一日でも親は長生きして欲しいと思います。

長寿が喜ばれない国は、悲しすぎます。今日は、父のことを思い出して供養したいと思います。

 今日のしんぶん赤旗から

なくせ原発 ともす希望「国会大包囲」20万人

 写真

(写真)原発なくせ!と国会を包囲して訴える人びと=29日、東京都千代田区

 「原発廃炉」「再稼働反対」の声を政治の中枢につきつけようと29日、国会大包囲行動が取り組まれました。集会、デモ、国会包囲の3部構成で、参加者はあわせて20万人(主催者発表)に。キャンドルやライトをかかげて原発のない日本の実現を訴え、国会を囲みました。

マスコミは報道しません。詳しくは日本共産党のHPをご覧ください。

「再稼働容認」の橋下大阪市長・・脅しに屈服

昨日の原発の学習会で、小出京大助教は「大飯原発の再稼働を容認した」橋下大阪市長の姿勢を厳しく批判し、

「大飯原発を再稼働しなくても、火力発電や企業の自家発電を有効に使えば、電力不足にならない。

しかし、橋下氏は電力不足になれば、計画停電され、大変なことになる、という関電の脅しに負けた。

万が一、電力不足になっても、午後2時前後のことであり、その時間に節電対策を講じれば、計画停電を行うことはない」旨、説明しました。

橋下氏を応援している青年は「橋下氏にを裏切られた」と嘆いていました。

昨日と今日 朝から共産党泉南市委員会の「第4回 私の願い、聞いてよアンケート」を各戸配布しました。

今日は新家地域でも、しんぶん赤旗の読者が3人増えました。よかった、よかった。疲れも吹っ飛びました。

今こそ原発ゼロの決断を・・小出京大助教授の講演

「福島原発事故の真相と原因・関西では!-本当のこと・これからのことー」という講演があいぴあ泉南で行われました。講師は熊取町にある京都大学原子炉実験所助教授 小出裕章先生。主催は「原発や日本新エネルギーを考える会」という市民グループです。

小出さんは、熊取六人衆と言われ、原子力利用の危険性について研究・追究し続けてきた京都大学原子炉実験所子力安全研究グループの6人の1人です。

電力会社・財界・マスコミ・御用学者・政治家が作り上げた安全神話を相手に、良心を曲げず差別や迫害に戦い、原子力の危険性を訴えてきた気骨ある方です。

今は、脱原発はもちろん、放射能を浴びた人たちの救済、特に子どもたちや第1次産業の被害について研究されています。講演は熱く、誠実に、また、冷静に、事実に沿って科学的に話されました。

主催した市民グループのスタッフの方々は、献身的に働いておられました。脱原発の運動が被災地だけでなく、全国津々浦々、泉南市でも大きな運動になっています。また若い人の活躍が目につきます。今日の講演でも若い方の参加が多くありました。

6月議会で、共産党は「大飯原発再稼働に反対する意見書」を提案しました。しかし、共産党とほか2名の議員の賛成しかなく否決されました。公明党・民主党系・保守系会派はすべて意見書に反対しました。

プール事故から1年

昨年7月31日、一般開放中の小学校のプールで、民間委託によるズサンな監視体制により監視員が配置されず、小学1年生の男児が水死した事故が起こりました。事故から1年を前に、マスコミは市の再発防止と原因究明について連日取材を行っています。

事故後、市は共産党の申し入れを受け、第3者による事故調査委員会を立ち上げました。委員会では関係者の聞き取り、市民アンケートなどの精力的な活動を行いました。

調査委員会の報告書では、民間業者のズサンな管理、民間委託を監督する市教委の責任、教育予算を削減し民間委託を進めてきた市の姿勢を批判しています。

市民アンケートでは、今夏もプールの一般開放を求める声が多く寄せられました。市はこの結果を受け、安全性を確保し、学校プールの一般会開放を継続して行う計画でした。

しかし、今年のプールの委託料は昨年と同額、AEDの設置や柵の設置などの安全対策の経費も計上せず、5月になって「準備不足のため、安全対策がとれない」と、一般開放の中止を決めました。

「万全な安全対策」がとれない限り、プールの一般開放は中止すべきですが、市のやり方は無責任と批判せざるを得ません。

早朝、たのうえ19区衆院候補と樽井駅で宣伝。晩もたのうえ候補と活動しました。

関電に「火力再稼働」要望・・岬町

岬町議会は6月議会、「多奈川第二発電所再稼動等に関する要望決議」を可決。岬町議会議長は19日、関西電力本店を訪問し、「電力の安定供給、地産地消のため、運転再開をお願いしたい」と現在休止中の多奈川第二発電所の再稼働を要望しました。

岬町長も今年2月、同様の内容を関電に申し入れたそうです。

日本のエネルギー政策は、石炭から石油そしてウラン(原子力発電)と変わっていきました。

石炭があっても、アメリカの石油を買うために、日本の炭鉱はつぶされ、アメリカのウランと原子力技術を輸入するために、地震大国にもかかわらず、51基も原子力発電所が作らされました。

アメリカの都合で、夕張市(炭鉱)、岬町(火力発電)、フクシマ(原発)など地元自治体は大きな被害を受けています。

ウランも石油も石炭も限りがありますが、再生可能な自然エネルギーは無限です。

午前中、地元共産党の会議に参加。晩は簡単な打ち合わせがあります。

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