平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
今日から6月議会が始まり、トップバッターで一般質問を行いました。
泉南市の学校は西信達中学校が築56年、泉南中学校は築55年、信達小と西信達小が築48年、東小学校が築47年、新家小学校・雄信小学校が築46年、樽井小学校は築44年、一丘小学校と鳴滝小学校は築40年、砂川小学校は築38年、新家東小学校は築32年となっています。
すべての小中学校が一度の建て替えや大規模改修が行われていません。
近隣市では、財政難でも計画的に建て替えが行われています。
泉南市では不要不急の大型事業を優先してきたため、学校など教育施設の整備が後回しになっています。
市は来年度で学校の耐震化を完了させ、その後、建て替えなどを行うとしてきました。
「すべての学校の建て替えには200億円が必要と試算されているが、厳しい財政状況があっても、この事業を最優先に取り組まなくてはならない」と質問しました。
市長からは「教育委員会の計画に基づいて学校施設の老朽化対策は最優先の課題として取り組む」という趣旨の答弁がありました。
市長の答弁は素直に評価したいと思います。
教育委員会の計画では 当面以下の3校の改築計画が示されています。
・泉南中学校 平成27年 基本構想、基本計画、関係者周知など
平成28年 実施設計、関係者周知など
平成29、30年 仮校舎の設置、解体、改築工事など
・西信達中学校 平成29年 基本構想、基本計画、関係者周知など
平成30年 実施設計、関係者周知など
平成31、32年 仮校舎の設置、解体、改築工事など
・信達小学校 平成31年 基本構想、基本計画、関係者周知など
平成32年 実施設計、関係者周知など
平成33、34年 仮校舎の設置、解体、改築工事など
8日午後4時すぎから夜にかけて、和歌山県北部を震源とする地震が相次ぎました。
午後8時39分に和歌山市で震度4の地震があり、JR西日本は安全確認のため和歌山県内の全線で一時運転を見合わせ、阪和線の和歌山―和泉砂川(大阪府泉南市)間は午後8時39分以降、運転を終日取りやめました。
和歌山から帰る途中だった息子がのった電車は、この地震で六十谷駅に緊急停車したまま不通に。そのため、六十谷駅から和泉砂川駅までタクシーに乗り合わせて帰ってきました。タクシー代はJRの費用。
息子が和泉砂川駅についたのは11時過ぎです。和泉砂川駅では、JRの職員が乗降客にタクシーを振り分けていました。駅前はタクシーや迎えに来た自家用車でごった返していました。息子は迎え行った家の車で帰宅しました。
この日は日曜日なので、乗客は少なかったが、ウイークデイなら帰宅困難者で大混乱になっていたでしょう。
大規模地震に備えた対策が緊急に求められています。
7日、弁護士法人阪南合同法律事務所・主催の「税金は金持ちから取れ~富裕税を導入すれば、消費税いらない~」という学習会に参加しました。講師は元大蔵官僚の武田知弘さん。
レジメには次のような項目が・・・・
〇デフレになったから給料が下がったのではなく、給料が下がったからデフレになった
〇日本ンお企業はアメリカの¥企業の2倍の貯金を持っている
〇1988年の税制に戻せば、税収は今の倍になる!
〇トヨタ社長の実質的な税負担率は平均的なサラリーマンより低い
〇億万長者は10年前の3倍に激増!
〇株主の収入も10年間で激増している
〇役員報酬はこの10年間で倍以上に
〇億万長者激増の一方、サラリーマンの平均年収は下がり続けている
〇「法人税は世界的に見て高い」という嘘
〇法人税を上げても景気には全く影響がない
・・勉強になりました。
このような学習会に珍しく、質問も次々出ました。
☆ユニクロなど多国籍企業の問題
☆麻生財務大臣も大企業の内部留保の活用を言い出したこと
☆デンマークの手厚い教育、福祉のこと
☆ゴーン日産社長の年俸について
☆欧米の組合活動、労働者の運動について
講師が丁寧に回答してくれ勉強になりました。
また、こういう問題に積極的に取り組む若い弁護士さんの意気込みに感心しました。
6月10日から24日まで6月議会が開かれます。
一般質問は議長・副議長・堀口議員・谷議員以外が行います。
共産党議員の質問は次の通りです。
〇国民健康保険料の改定 値上げ問題について
〇学校施設の建替え改修について
〇アスベスト問題について
〇土地開発公社の清算について
〇樽井、新家駅整備について
わけ信子 10日14時開始予定
〇憲法と人権について
〇中学校給食について
〇プール問題について
〇子ども医療助成について
〇認知症対策について
〇保育所の待機児解消について
〇さわやかバスの運行について
成田政彦 11日10時開始予定
〇合併問題について
〇火葬場問題について
〇生活保護問題について
〇防災問題について
〇交通安全と道路整備について
松本かよ子(雪美) 12日13時開始予定
〇肺炎球菌ワクチン助成を
〇慰安婦発言と市長の見解
〇介護保険について
〇生活道路の舗装について
〇児童の安全対策について
〇支援学校(元砂川高校)新設工事の影響について
「市民生活を圧迫する国民健康保険税の値上げに反対を求める請願」審議
厚生文教常任委員会(17日・月)
橋下徹大阪市長の「慰安婦は必要であった」との発言の撤回・謝罪を求める決議(案) 共産党提案
最終本会議審議(24日・月)
傍聴にお越しください。また、市議会のホームページからライブ中継も視聴できます。
泉南アスベスト国賠訴訟原告団と支援者が3泊4日で韓国のアスベスト被害者との交流を行い、今日帰国されました。
韓国には日本の大手石綿企業が進出し、被害も拡がっています。
泉南地域では在日韓国・朝鮮人の方々が家族経営で石綿工場を経営していました。これらの工場で使われていた石綿紡織機は韓国にも輸出されていきました。
韓国のテレビ局や弁護士の卵(日本でいう修習生)は何度も泉南地域のアスベスト被害の取材や調査に来ています。
アスベスト被害は世界中で起こり、フランスの研究者との交流も進んでいます。
昨日も「アスベストで2千人死亡認定 伊工場経営者に禁錮18年」という記事が紹介されていました。
今日は厚生文教常任員会が開かれ、6月議会の議案説明が行われました。
6月議会から、議場に国旗が掲揚されることになりました。
議会改革懇談会で南議長の強い要望を受けて、数か月の議論で決められました。
議会改革懇談会は「市民に開かれた議会」と「活発に議論を進める議会」を作ることを目的にしたもので、国旗の掲揚は議題になっていませんでした。
議会改革懇談会では、共産党と無所属の議員が国旗の掲揚に反対しました。
国旗の掲揚については、反対意見も多く、多様な意見があります。
国旗や国歌は強制しないという原則が踏みにじられています。
この懇談会でも、国旗掲揚は国民として当たり前、日本人として当たり前などと、問答無用で掲揚を押し付けるような意見も出されました。
府内にも全国でも、国旗を掲揚していない議会は多くあります。
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議場に国旗を掲揚するのに5万円近い費用がかかりますが、この費用は当初予算には計上されていません。
国旗を重んじるなら、全員協議会を開いて、提案者が国旗掲揚の趣旨を説明するなど、最低限の市民への説明責任を果たすことが必要です。
そのうえで、国旗掲揚が決まれば、当初予算で国旗を購入すべきだと思います。