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元泉佐野市消防職員の給与引き下げ議案 可決

8月5日、泉州南消防組合議会の第1回定例会が泉佐野市で開かれ、2議案と決算認定などの質疑と採決が行われました。

「泉州南消防組合の給与引き下げ議案」は、361名の消防署員のうち、(元)泉佐野市消防署員(139名)で50歳代を中心に34名の職員の給与が減額されるというものです。

なぜ、(元)泉佐野市消防署員だけが減額の対象になるのか

2年前、人事院勧告を受け、各地方自治体で職員の給与の減額が行われましたが、泉佐野市は大幅な減額を行っていることを理由に、人事院勧告による減額を行いませんでした。

ところが、先の6月議会で2年前の勧告に基づく職員給与の減額が可決しました。これを受け、市職員と同様に(元)泉佐野市消防署員の給与だけを減額する議案が消防組合議会に提案されました。

不平等が拡大

泉州南消防署員の給与は、泉佐野市消防署員の給与形態に統一されるはずですが、泉佐野市に合わすと他の消防署員の給与が大幅に引き下がるため、自治体別に違った給与形態となっています。

(元)泉佐野市消防署員は現在、消防組合のなかで最も低い給与にあります。それが今回の改定でさらに減額になります。

共産党は引き下げに反対

先の参院選挙でも、多くの政党が賃上げを公約にしています。これ以上の給料の減額は暮らしを破壊します。

また、同じ消防職員で給与額が違いことは、士気にかかわる問題で早期に解決しなければなりません。それを一層広げるような議案は賛成できません。

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給与減額案は共産党(大森)だけの反対で、賛成多数で可決しました。共産党は他の議案等には賛成しました。

平成24年度決算の認定は、一人の反対がありましたが、賛成多数で可決しました。他の議案等は全会一致で可決しました。

 

泉州南消防組合は今年4月1日に泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町・田尻町・岬町の消防署が合併して設立されました

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