りんくう公園を市営にする条例 可決

 共産 「府に責任を果たさせない」と反対 (6月議会報告)

  市は「大阪府は泉南市りんくう公園の整備を20年間放置してきた。そのため、市営にして管理を行う」としています。
 府に責任も果たさせることもできず、府や国のりんくうタウンの開発の失敗のツケを泉南市と市民に押し付けることは許されません。

    ホテル誘致より暮らし支援を
 さらに、りんくう公園を利用し、市はりんくうタウンにホテル誘致を進めています。一方、泉南市は大阪や和歌山から日帰りの距離にあり、ホテルなど宿泊施設は必要ないとも言われています。市民の暮らしを応援することこそ、市の仕事ではないでしょうか。

 

 

新火葬場の再入札 1億5千万円増   

7月臨時議会 報告
    
 昨年12月議会、(仮称) 泉南阪南共立火葬場の建設にかかわる入札は、問題があると議会で否決されました、そのため、市は6月に入札方法を改定し、再入札を実施し、前回落札した、大手と地元企業など3社の企業グループが16億3千万円で落札しました。落札額は前回より1億5千万円も増額となりました。

    貴重な税金をムダにするな
市の「企業の経営戦略が増額の理由」と答弁に、大森議員は「市民の貴重な税金を大事に使っているのか。1億5千万円あれば、小中学校のすべてにエアコンが設置できる。市民に負担を増やす再入札は問題」と厳しく市を追及しました。
 
     予定価格の97.6%で落札
今回は、前回落札した1企業グループしか入札に参加しません。落札価格は予定価格の98%になる高額です。
市には入札に参加する企業を増やし、落札価格を引き下げる対策がありません。

現在ある火葬場は老朽化し、一日も早い火葬場の建設が待たれていますが、税金のムダ使いは許せません。共産党は今回の入札にも反対しましたが、賛成多数で可決しました。

  落札価格 予定価格 落札率 入札参加企業数
前回入札  15年11月 14億8800万円 16億4000万円 90.70% 2グループ企業体
今回入札  16年6月 16億3000万円 16億7000万円 97.60% 1グループ企業体

 *金額は消費税抜き *予定価格は事前公表
*前回と今回の予定価格の3000万円増額は、16年2 月の人件費の引き上げの法律改正に伴うもの
*落札率は予定価格との比較

夏休みの学校プールの一般開放 中止

6月議会報告
 予算削減で委託業者が見つからず

 夏休み期間中、小学校のプールは子どもや市民が利用できるように、業者に管理を委託し、一般市民むけに開放されていました。ところが、今年は予算が減らされ、委託業者が見つからず、プールの一般開放が中止される事態になりました。
 市議会では共産党が提案者となり、「学校プールの一般開放を求める決議」が全会一致で可決しました。
 しかし、市は時間的な制約もあり、学校プールの開放をあきらめ、代替策として、温水プールの利用を進めています。
  
   来年はプール遊びができるように
 泉南市は財政難を理由に、市民プールも閉鎖されています。来年度は、削減した予算を増やし、学校プール開放を再開することが求められています。

民意を削る・・議員定数2削減

 6月議会報告

泉南市議会は現在定数が18ですが、今年10月に行われる市議選より2削減され16議席になります。

定数削減を提案した公明党議員は、近隣市との比較をして、議員が多いと述べるだけで、現議席での弊害や16議席にする根拠も示せませんでした。

日本共産党は、定数削減は民意を削るもので、身近な市民の声が議会に届かなくなると反対しました。また、無所属議員は、「組織を持つ議員(候補者)は定数削減で落選しないし、身を削ることにはならない。定数削減は、組織のない議員(候補者)を締め出すもの」として反対しました。

採決の結果、7対8で定数削減は可決しました。

小・中学校にただちにエアコン設置を

               
 「全中学校の設置は3年後、小学校はそれ以降設置」計画は 

    子どもの健康・教育環境を守れない

「すべての小中学校の教室にエアコン設置を求める決議」が2015年9月議会で全会一致で可決されました。泉南市は不要不急な大型公共事業を優先し借金財政を作り出し、財政難を理由に教育・福祉の予算を削減しました。このような市政に批判の声があがり、子育て・教育・福祉こそ優先する市政への転換が求められています。

  泉南市では中3教室と図書館など一部の特別教室にしか、エアコンは設置されていません。2年前に初当選した竹中市長はエアコン設置を公約していましたが、「3年後の泉南中学校の建て替えに合わせて他の中学校にもエアコンを設置する。小学校はそれ以降になる」としています。

  日本共産党市会議員団は、国からの補助金の活用をし、財政難を理由にエアコン設置は後回しに出来ないと市長を追及。さらに今年度、補正予算を組んででも特別教室のエアコン設置など進めるように求めました。

 教育委員会は、特別教室(支援学級)は学校施設の修理費を使って、早急にエアコンを設置すると答弁。

6月議会報告 大森和夫一般質問から 

 

報酬・政務活動費 5万円(月額)削減

臨時議会が開催され、議員報酬5万円(月額)と政務活動費5万円(月額)の削減が決まりました。

これらの削減案は南議員が提案し(和気議員が共産党を代表して賛成議員)、全会一致で可決されました。

条例では、議員報酬は月額50万円、政務活動費は月額5万円です。

しかし、20137月より議員報酬は47万円、政務活動費は3万円に減額していました。

今回の条例改定で、来月より議員報酬は45万円、政務活動費は廃止になります。

この削減で7000万円以上(4年間)の新しい財政が生まれます。この削減額は「学校のエアコン設置」「こども医療費助成制度の拡充」に廻すことも出来ます。