泉南市議 公務を欠席して組長とゴルフ

今朝の産経新聞に、民主党所属の男性議員(56歳)が3月27日の泉南清掃事務組合の臨時議会を欠席し、指定暴力団組長らと泉南市内のゴルフ場で一緒にプレーしていたことが報じられています。

この議員は議長経験者で民主党系会派の幹事長です。記事では「軽率だった」と述べたと書かれていますが、議会や市民に事実経過を明らかにし、説明責任を果たさなければなりません。

 ☆泉南清掃事務組合では泉南市と阪南市が共同でゴミ焼却場を運営しています。この組合の責任者は泉南市長と阪南市長が交互につとめます。同時に清掃事務組合議会を設置し、泉南・阪南の市会議員から組合議員を選びます。そこで予算・決算の審議やゴミ問題全般や被災地の瓦礫の受け入れの問題などについて審議します。組合議員には報酬が出されています。

カーネーション・子どもらのこと

NHKの朝ドラ「カーネーション」が終わりました。途中から見たのですが、おもしろくて毎日見ていました。親子の葛藤や兄弟けんかや不倫など庶民の生活だけでなく、戦争や命にかかわることも、描かれていました。また、奇抜なファッションについても、少しは理解できるようになりました。

娘の通う大学から成績表と授業料の振込み用紙が送られてきました。いまさら成績をみても手遅れですが、点数のいい教科があると嬉しくなります。

一方、振込み用紙をみると、気持ちが重くなります。50万円以上の出費がこたえます。

晩、高校生の息子に中学時代の友達が遊びに来て、男3人で楽しそうに話をしていました。2年ぶりの再会を楽しんでいるようでした。

今日はしんぶん赤旗の集金、配達で忙しい一日でした。

プールの安全対策・・不安な船出

プール事故調査委員会のアンケート結果から、市は今年も学校プールの一般開放することを決めました。本日開催の総務文教常任委員会で一般開放へプロセスが説明されました。

一般開放を望む意見は、再発防止策や安全性の確保、市政への信頼の回復を前提しています。しかし、教育委員会任せ、プール管理の民間委託も今まで通りです。安全対策の費用が増額されて当然なのに、当初予算の委託費は昨年と同額です。安全対策の予算は今後計上していく、と市は説明していますが、その財源は明らかになっていません。

安全対策の立派なマニュアルもでき、担当職員も一生懸命に知恵を絞っています。しかし、市長の強いリーダーシップを感じることができず、市政への信頼回復はこれからだと思いました。

市長・議長らに勝利報告・鳴滝小学校の視察

泉南アスベスト国賠訴訟の原告団と弁護団ら13人は、向井泉南市長を訪問し、昨日の第2陣大阪地裁での勝利判決のお礼と今後の取り組みを報告しました。

越尾弁護士は昨年8月第1陣の高裁判決で、逆転敗訴の判決を受け残念な報告をしたが、今回は勝利判決の報告できて嬉しいと述べました。さらに被害者の早期解決について、原告との話し合いのテーブルに着くよう国に要請して欲しいと訴えました。

向井市長は阪南市長との協力し、国や大阪府選出の国会議員らに原告団の要望を伝えると答えてくれました。

原告から向井市長に「政治家は本当に被害者の救済にまじめに取り組んでいるのか?」という質問が出ました。向井市長自身や泉南市議会の活動やその成果を話し、救済のためにがんばっている国会議員もいると説明してくれました。

その後、原告らは竹田議長と和気副議長、市職員組合を順番に訪問しました。

参加した原告らは、みんな晴れ晴れした顔していました。国の責任を認められなかった原告のことは、残念がっていました。また、6人の原告は、昨日の判決後から東京に行って、政府や国会議員らに要請活動を行っています。

市長との懇談は原告らと一緒に参加しました後、総務文教常任委員会の市立鳴滝小学校の視察に行きました。鳴滝小学校は昨年、統廃合されてできたモデル校です。

不当判決を克服し2陣勝訴!・・・泉南アスベスト訴訟

3月議会の最終本会議で裁判所に行けないため、勝利判決は電話で教えてもらいました。

勝利判決を聞いたとき、先月亡くなった第1陣原告の西村東子さんの苦しみ抜いた顔が浮かんできました。この判決を聞いて欲しかったと思うと泣けてきました。

大阪地方裁判所第8民事部(小野憲一裁判長)は、泉南アスベスト被害に対する国の責任を認め、国に3分の1の賠償を命じました。原告らの勝訴判決です。

この判決は、昨年8月25日、大阪高等裁判所(三浦潤裁判長)が1陣原告らに言い渡した不当判決を乗り越え、極めて大きな意義を有するものです。国は2度、法的責任が認められました。

泉南アスベスト訴訟1陣提訴(2006年5月26日)以来、すでに7名の原告が石綿肺や肺がんで亡くなっています。解決を見ずしての無念の死です。生存原告の病状の悪化や高齢化も進んでいます。「命あるうちに解決を!」は原告らの切実な願いです。

国は控訴せず、すべてのアスベスト被害者を救済する法律を整備することが求められています。

命削り救済待つ

いよいよ明日、泉南アスベスト国賠訴訟第2陣の判決が大阪地方裁判所で言い渡されます。今朝の毎日新聞に「命削り救済待つ・・国の不作為責任 分かれる判断」という記事が出ました。

昨年の第1陣の大阪高裁判決では、アスベスト被害の国の責任を認めた大阪地裁の判決をひっくり返す逆転原告敗訴となりました。

「経済成長を優先し、労働者が被害にあっても仕方がない。国には責任がない」という悪夢のような判決でした。法曹界やマスコミなどから、時代錯誤と指摘されるような判決でした。

このような高裁判決でも、その下にある地裁は影響を受けます。上下関係が働く可能性があります。正義の力、地裁の裁判官の良心を信じるしかありません。

また世論に訴える活動にも力をいれています。写真は2月28日の国会議員との懇談会。手前は原告と弁護団、奥は民主・自民・公明・共産・みんなの国会議員。

原告らは勝つまで戦います。原告だけでなく、アスベスト被害者すべてが救済されるまで、戦います。この裁判を応援してくれる原発の被災者、薬害被害者、公害患者が救われるまで頑張ります。

3月議会の最終日、討論の原稿を書いています。まだ、まだ時間がかかりそうです

 

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