月別アーカイブ:2012年9月

消費税増税実施中止、介護保険見直し、同和行政終結の意見書・決議否決

9月議会の最終日(19日)、意見書・決議の採決を行いました。採決の結果は次の通り。

「消費税増税実施の中止を求める意見書」・・提案者 大森議員

 賛成・大森、成田、松本、和気(以下 日本共産党)、小山(拓進みどりクラブ)

「介護保険制度の見直しを求める意見書」・・提案者 松本議員

  賛成・大森、成田、松本、和気(以下 日本共産党)、小山(拓進みどりクラブ)

「同和行政の終結を求める決議」・・提案者 成田議員

  賛成・大森、成田、松本、和気(以下 日本共産党)、

いずれも、賛成少数で否決となりました。

意見書・決議は提案者が提案理由を述べ、議員同士の質疑応答を経て、採決をします。国政や市政の焦点について、議員同士の質疑が行われ、争点が明らかになる絶好の機会です。

しかし、今回は小山議員以外に、質問・討論がなく低調に終わりました。なぜ意見書に反対するのか、市会議員選挙前に、議員の考えが明らかにならず残念です。

一方、6月議会では、「真砂議員に対する議員辞職勧告決議」(可決、提案者 大森)には、反対派議員から、どんどん質問がだされました。1時間以上も質疑があり、答弁する提案者(大森)は声がかれました。

事務所開き・・・市議選の様相

森和夫後援会の事務所開きをしました。昨晩からの雨は朝には、やんでいました。よかった!

地元の方だけでなく、泉南アスベスト被害者、生活相談やPTA活動で知りあった方々、近隣の日本共産党議員も応援に駆けつけてくれました。

10月21日に行われる泉南市議選は、定数18名に24人が立候補の予定をしています。誰が落選してもおかしくない激戦が予想されます。

今日の事務所開きの成功を力に、遅れている運動を盛り返したいと決意も新たにしました。

地域をまわるときは、挨拶だけでなく、政策や公約もわかりやすく話をするように心がけています。また、相手の疑問や要望をじっくり聞くようにしています。

他の候補者にも、鉢合わせします。いまは、ニコニコ挨拶をします。これからは、そんなわけにはいきません。

議会報告№93・・喜ばれる新家駅のバリアフリー

大森和夫議会報告(9月議会)№93を各戸に配布しながら、意見や要望を聞きました。新家駅のバリアフリー(エレベターか、海側に改札口が設置される)は大変喜ばれました。

・・記事の内容は以下のとおり・・

大森和夫は一般質問で、南海樽井駅のエレベーター設置(来年度)に引き続き、新家駅の一日も早いバリアフリー化を要望しました。

バリアフリー法では、1日3千人以上の利用者が・~る鉄道駅には、エレベーターなどを設置することが定められています。市内ではJR和泉砂川駅・新家駅、樽井駅が対象になっており、和泉砂川駅には1昨年、3基のエレベーターと水洗トイレが設置されました。

南海樽井駅は今年度予算でバリアフリーの基本計画(420万円)が新規計上され、来年度からエレベーター設置工事が始まる予定です。

 
 計画の棚上げ乗り越え
JRは地元の要望を受け、新家駅西口(海側)にスロープ付きの改札口をつくる計画(2010年6月議会答弁)でした。しかし、財政負担の問題などでJRと市の話し合いが進まず、計画が棚上げにされていました。

ねばり強く要望
大森和夫は一般質問だけでなく、予算委員会や毎年の予算要望で新家駅の改札口新設をねばり強く求めてきました。

今年の6月議会では、大森和夫の一般質問に「新家駅は、まずバリアフリー化をしなければならない。海側に改札口を設けるか、エレベーターを設けるか、どちらを選択するのか、今後検討が必要」と市は答弁しています。

 補正予算に計上される
さらに9月議会で市は、新家駅のバリアフリーの基本計画(360万円)を計上し、大森和夫の質問に「JR・学識経験者・障がい者・地元住民の話し合いで今年度中に基本計画を完成させる」と答弁。工事費は国・市・JRの負担になります。

1日も早い完成目指して
工事の完成時期の明確な答えは・~りませんでしたが、樽井駅の工事を見ながら、早期に新家駅の工事が始まるように、大森和夫は引き続き議会でがんばります。

演説会

昨日、日本共産党の演説会が行われました。

弁士は宮本たけし参議院議員、たのうえ衆院19区予定、大森和夫・成田政彦・松本かよ子・和気信子の各市議です。

私はアスベスト問題・教育問題について話しました。成田さんは国民健康保険・同和問題、松本さんは幼稚園・保育所問題、和気さんは高齢者・介護問題について話しました。

たのうえさんは、青年の雇用問題・過労死問題について、宮本さんは、尖閣領土・消費税・民主党党首選挙・高すぎた教育費について話してくれました。

晩の集会にかかわらず、たくさんの方が参加してくれました。元気が出ました。引き続き頑張ります。

市民不在の自治基本条例 可決

昨日の最終本会議で、自治基本条例案が可決しました。日本共産党議員団と小山議員は反対しましたが、賛成多数で可決しました。以下大森和夫の反対討論

「市民参加と情報公開が不十分」と継続審議に
3月議会に自治基本条例案が提案されました。この条例案は、12人の検討委員会で、1年あまりの議論で作りあげられましたが、住民説明会などは開催されていません。

この条例案を審議する総務文教常任委員会では、条例を策定する過程で、市民参加と情報公開が不十分であるとの指摘を受け、継続審査となっています。

3年かけて自治基本条例を策定・・・流山市を視察して
総務文教委員会は5月17日に、先進地とされる流山市(千葉県)の自治基本条例の視察にいきました。

流山市は公募で38人の市民協議会を立ち上げました。3年半に300日以上の会議を行いました。市民協議会はあらゆる団体と対話を重ね、サラリーマンや子どもにもアンケート配布したりし、自治基本条例策定の機運を高めていったそうです。市民からの意見は7000件にもなったそうです。

視察に行って、性急に自治基本条例を作るのではなく、十分な対話を保証することが大事だと思いました。

市の一方的な訂正・・・「最高規範」削る
5月31日の総務文教委員会では、共産党、大八洲の会、拓進みどりクラブの質問に、担当部局は詳しく丁寧に説明してくれました。そのことによって、疑問も可決し、理解が深まったことも多くありました。また、公明党・市政研究会・心政クラブは条例案に賛成の立場で質問・意見は出されていません。

ところが、7月10日の総務文教では、 市は議会の意見を取り入れるとして、審議の途中にもかかわらず、一方的に「最高規範」と言う文言を削るという修正案を示し、9月議会で条例案の訂正と再提案を行いました。

市は市民参加の検討委員会が作った条例案を、いとも簡単に訂正していのでしょうか。 自治基本条例は、一般的に最高規範と言われ、条例案にその文言があっても、特別なことでも珍しいことでもありません。

訂正案を市民に知らせないまま可決・・・問われる市と議会の姿勢
市のこのような訂正のやり方は、早く条例案を可決させたい、そのようなメンツにこだわった市民不在のやり方です。

さらに、市のホームページには、今もって、訂正される前の自治基本条例(素案)が掲載されています。

ホームページの「自治本条例の説明」や「自治基本条例素案の逐条解説文」にも、自治基本条例は「最高規範」と繰り返し強調されています。

市民は条例案が訂正されたことも知ることもできません。市の説明責任が放棄され、市民の知る権利が奪われた状態で、訂正案が審議され、採決されることがあっていいのでしょうか。さらに訂正された条例案が可決されていいのでしょうか。

このような市民不在は許されません。議会の責任が問われます。

日本共産党は訂正を行うのなら、条例案を引き下げ、再度市民の意見を聞くべきだと主張し、自治基本条例案に反対します。

秘密会か否か!・・プール事故和解成立

昨年、泉南市では一般開放中の学校プールで児童が亡くなる事故がおこりました。プールの管理は民間の委託業者が行っていましたが、事故当時、プールの監視員が一人もいませんでした。

死亡した児童の両親と、泉南市と委託業者との間で和解案(泉南市3割、委託業者7割の負担で5500万円の損害賠償金を支払う)が最終本会議に賛成多数(小山議員は反対)で可決しました。

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10時に議会運営委員会が開かれ、市はこの和解案が追加議案として提案しました。また、市はこの和解案審議を秘密会で行おうとしていました。

最初に議会運営委員会のマスコミ傍聴を認めるか審議しました。私以外の委員は傍聴に反対し、マスコミは傍聴できませんでした。

秘密会開催については、私は反対し、河部議員(拓進みどりクラブ)は保留しました。しかし、公明党や保守系議員らの賛成多数で、議長発議で本会議の和解案審議を秘密会にするという提案を行うことを決めました。

ところが、本会議では共産党(4)、拓進みどりクラブ(4)が反対し、秘密会は開催されず通常どおりの審議が行われました。

*秘密会の開催には議席(19議席)の3分の2以上の賛成が必要です。また秘密会を終わる時には過半数の賛成が要ります。開かれた議会を実現するため、ハードルの高い採決を行い秘密会が開かれにくくしています。

秘密会にしないでも和解案審議は粛々と進みました。いまどき、秘密会や傍聴者を締め出す議会など、通常ありえません。

秘密会にすれば、反対に、何か秘密があると疑われます。

*共産党は秘密会には反対、賠償金支払いの議案に賛成しました。

早朝は新家駅で宣伝。10時から18時前まで議会(最終本会議)。その後、議員懇親会=今年10月の任期で勇退する谷、井原、原の各議員を慰労しました。

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