平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
32の議案が提案され、令和5年度一般会計の決算認定以外はすべて可決しました。
令和5年度一般会計の決算認定は維新以外は反対し、否決となりました。
共産党は、6つの議案に反対。反対の理由は以下のとおり。
① 企業立地促進条例の改定
⇒りんくうの開発が優先で、駅前の整備や活性化が進まない。
② 後期高齢者保険のマイナンバーの推進に係る条例改定
⇒マイナンバーカードは不具合も多く、プライバシーの保護など問題が多いい。
③ 国保のマイナンバー推進に係る条例改定
⇒マイナンバーカードは信頼性が低く、利用者も増えないのに押し付けている。
④ 万博の学校遠足の交通費を市が負担する債務負担行為
⇒万博会場でガス爆発がおこり、安全性に問題。交通・災害・予算の上振れ・工期の遅れなど問題が山積み。万博遠足の中止を求める。
⑤ 令和5年度一般会計決算の認定
⇒基金が年5.6億円ふえ70億円になり財政の健全化進んでも、教育施設などの公共施設や道路の改修が進まない。
公金の紛失事件が起こったが、原因究明や再発防止対策が不十分。
⑥ 令和5年度国保決算の認定
⇒維新府政のもと府下統一保険料になり、国保料が毎年値上げに。所得の2割が保険料と高額なうえ、市民病院もない泉南市で医療水準が高い自治体と同じ(統一保険料)金額にするのは問題。
令和5年度決算審査特別委員会(9月10日)で決算認定が否決されました。共産、自民、公明は認定に反対、維新は賛成しました。
狂犬病予防接種の手数料91万円の紛失事件が起こり、公金の保管体制や、事件発覚後も報告が遅れるなどの問題が明らかになりました。
警察による捜査が行われるなか、決算認定は出来ないなどの意見が出されました。
4年前にも市職員による横領事件があり、再発防止対策が進められていました。しかし、その対策が徹底されていません。
来年の万博遠足の交通費(観光バス代)が、補正予算に計上されました。
万博遠足が集中するため、今年中にバスの予約をします。
万博会場はガス爆発事故、交通手段の問題など課題が山積しています。遠足の前に行う会場の下見についても情報もなく、教員も保護者も不安を感じています。
子どもたちの安全と負担を考えると、万博への学校遠足は中止すべきです。
万博の入場者を確保するため、子どもが動員させられます。
経常収支が悪いから財政難、「財政難だから(市民の要望は)出来ない」・・市長の発想。
経常収支を改善し、基金(市の貯金)を活用し、暮らしやすい泉南市にする・・市民の願い。
9月議会で市長の答弁を聞いていると、市民との考えの違いを感じます。
9月議会報告 №2
新家公民館の向かい駐輪場に原付バイク50台の一時預かりを9月から増やします。
新家駅海側の原付バイクの駐輪場が満杯になり、駐輪する場所がないと苦情が寄せられていました。
大森議員が市に改善を求めていました。
9月議会で物価高騰対策、デコボコ道路の改修、さわやかバスの増便やオンデマンドバスの運行を求めました。「財源がない、予算が限られている」といつもと同じ答弁。
「事故防止のための改修も財源がない」と断られると区長さんも怒っています。
本当に財源はないのか? そんなことはありません。
財政難を理由に予算をつけない市長。基金は増えるが、市民に還元されない。市民から怒られ、謝るばかりの市職員は苦労します。
①市の貯金(基金残高)は近隣市の平均以上
基金は70億6050億円あり、人口1人当たりは12万99円、高石市以南8市で3番目に多い。8市の平均は10万8490円。
②市税収入は類似団体より多い
空港関連税収があることから、 人口一人当たりの市税収入の額は、類似団体(人口や産業構造が同規模の自治体)に比べて、多い傾向にある。(令和5年度普通会計のあらまし)