こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.7.31] -[活動トピックス]
阪南市のサラダホールで、石綿被害「医療と法律」相談会が開かれました。午前中から待っている人63人が相談にこらえました。弁護士17人が労災や石綿新法の相談に答えていました。また、レントゲン車も来て、レントゲンや病院から借り出したCTを診ながら専門医3人が医療相談に応じました。
レントゲン車も大活躍
泉南地域の石綿工場で働いていた人だけでなく、石綿工場など解体した建築関係者も相談に来られていました。
アスベスト国家賠償訴訟の原告や私たち「市民の会」のメンバーも相談会の応援にかけつけました。
インタビューに答えるアスベスト国家賠償訴訟の原告
相談ブースを増設して、弁護士が法律相談をおこなう
芝原明夫大阪アスベストじん肺弁護団長
[2010.7.28] -[活動トピックス]
「泉南市の図書館を考える会」から、総務文教常任委員会の議員に図書館協議会の傍聴のお誘いがあり参加しました。協議会は10時から昼まで図書館2階の視聴室でおこなわれました。会議のあと、傍聴者がのこり、協議会の感想を出し合いました。
「図書館を考える会」の働きかけもあり、協議会では活発な議論がありました。市立図書館の多彩な行事や、図書館運営に協力し読書支援活動をしているボランティア団体の活動を知ることが出来ました。
一方、問題点も明らかになりました。活字離れの克服、調べ学習の充実、豊な情操を育むためには、学校図書館の充実は欠かせません。国もどこの自治体でも、専任の図書司書を配置し、学校図書館の充実に力を入れています。
ところが泉南市は財政難を理由に、専任の学校図書館司書が配置されていません。さらに、図書購入費や人件費も削減されています。
協議会の議論を聞きながら、教育や文化的な活動の発展には図書館の充実が欠かせないものでありながら、泉南市政ではこの分野がなおざりになっていると反省しました。
昼過ぎから、石綿「医療と法律相談会」の宣伝に合流しました。著名な映画プロダクションが、アスベスト問題のドキュメンタリーを撮影しています。その映画監督を案内するのに、一緒に参加しました。宣伝カーを撮影するのに、宣伝カーの前や後ろにつく車の運転を担当しました。
雨が降ったりして、たいへんでしたが、暗くなるまで宣伝しました。アスベスト国賠訴訟の原告(遺族)がマイクを持って訴えました。「アスベスト被害が心配な方は、一人で悩まないでください。ご相談ください。」と訴えました。
私も「アスベスト問題は、市も積極的に支援をしてくれている。議会でも全会一致で取り組んでいる。しかし、被害者救済の活動や被害の掘り起こしの活動は、まだまだ不十分である。アスベスト弁護団や専門家のお医者さんの協力を得ながら、被害者を救済するために運動している。安心して相談会に来てください」と訴えました。
[2010.7.27] -[議員日誌]
長年の住民の要望のひとつであるJR阪和線の新家駅の海側に改札口を作る計画が進んでいます。
新家駅は、山側にしか改札口がありません。海側から新家駅を利用する人は踏み切りを渡るため、危険で不便でした。さらに、大阪行きのホームに行くのに階段をつかうため、高齢者にとってはたいへん苦痛です。
住民から海側にも改札口の建設を求める要望が上がっています。共産党も毎年、市に対し予算要望にあげています。JRに対しても、ダイヤの改善、エレベーターの設置を求めるとともに、改札口の設置を要望の一つとして求めてきました。
交通バリア法に基づく基本方針では、1日当たりの平均的な利用者が5,000人以上の鉄道駅はエレベーター等を設置し、移動に際しての身体への負担の軽減、移動の利便性及び安全性の向上が求められています。
泉南市では、和泉砂川駅、樽井駅、新家駅の3駅がその対象になっています。和泉砂川駅は、今年度中にエレベーター3基が設置されます。
JRはバリアフリの一環として、新家駅の改札口の設置を計画していました。それと交換条件で、新家駅の大阪側の踏切(車は通れない小さな踏切)をなくす案を住民にしめしていました。
しかし、地元からは「この踏み切りにつながる道は、鉄道が通る前からあり多くの人が利用する。また、危険な駅前の踏切を避けるための重要な通学路になっている。この踏切はなくせない」と声が上がっていました。
共産党は、踏み切りの撤去を交換条件にせず、無条件に改札口の設置をすべきだと訴えてきました。
その後、踏み切りをなくす案は撤回され、無条件に改札口の設置が提案され、地元も喜んでいます。
[2010.7.26] -[議員日誌]
毎日新聞26日付朝刊の大阪版「なるほドリ」というコーナーに「泉南地域はどうして石綿産業が集中していたの?」という記事が載っていました。
なるほドリ(ひよこをイメージしたキャラクター)と記者との会話でわかりやすく社会問題を解説したものです。
記事の趣旨は次のものです。
(見出し)紡績が盛んで技術を利用
堺港が近く原料の陸揚げに便利
なるほドリの質問Q そもそも泉南地域には石綿産業を取り扱う産業が集中したの?
記者A 泉州は江戸期から「和泉木綿」で知られ紡績が盛んな地域です。泉南には足袋の底地に使う糸を紡ぐ小さな工場がたくさんあった。それが石綿工場に変わった。
Q いつごろの話し
A 軍艦の機関部分など軍需需要が急増した明治時代。このころ泉南に石綿紡織工場が設立された。
Q 紡織の技術をうまく利用したの?
A 泉南には、紡織関係の腕のいい職人が多くいた。石綿の繊維と混ぜるくず綿も誓うの紡織工場から集めやすい。さらに大きな川がなく、かんがい用水路の整備が進んでいたので機械を動かす水力を得るのが簡単だった。堺港が近く原料の石綿の陸揚げに便利だった。
Q 今はもう石綿工場はないんだね
A 現在、石綿工場はないが、健康被害は石綿を吸ってから40年以上を経て現れる。被害者を支援するグループが不安のある近隣住民に定期健診や健康相談会の参加を呼びかけている。
[2010.7.25] -[議会だより]
JR和泉砂川駅は快速や一部特急も停車する泉南市を代表する駅です。しかし、エレベーターがなく高齢者や障害者にとって4つの階段が、苦痛になっています。また、トイレは山側と海側に2つありますが、水洗化されず、悪臭が問題になっていました。
一方、市は財政的な見通しもない数百億円もの和泉砂川駅前の大型開発など、住民の意向を無視した計画をたて、ことごとく失敗してきました。また、イオン道路などりんくう優先の大型開発をすすめ、財政を悪化させました。
交通バリア法に基づく基本方針では、1日当たりの平均的な利用者が5,000人以上の鉄道駅は、エレベーター等を設置し、利便性・安全性の向上が求められています。 泉南市では、和泉砂川駅、樽井駅、新家駅の3駅が対象になっています。和泉砂川駅は、7年前に基本構想を作成したものの、財政難を理由に放置してきました。
2009年度の国の補正予算で経済危機対策臨時交付金が創設され、市はこの交付金の一部を活用し、和泉砂川駅に今年度中にエレベーター3基、多機能トイレ1カ所設置します。この費用は、国・市・JRが3分の1ずつ7900万円を負担します。市はこの負担が出来ないと、長年、和泉砂川駅の改修を怠ってきましたが、国の交付金でやっと実現することが出来ました。
和泉砂川駅の山側にも4基目のエレベーター設置と水洗トイレ設置を求める
砂川高校が来年閉校になり、その跡地に支援学校が開校されます。生徒が利用する和泉砂川駅の山手に4基目のエレベターが必要です。共産党は、市・府・JRに対し、エレベーターと山側の水洗トイレの設置を強く求めています。
市も前向きに取り組む答弁がありました。
[2010.7.24] -[活動トピックス]
朝9時から市役所の共産党議員団控え室で議員団会議を開き、6月議会のニュースの原稿について相談をしました。どういう表現がいいか、どうすれば共産党の役割をわかってもらえるか、いつも大議論します。
休日なのに、すでに仕事をしている職員もいました。公務員も楽な仕事ばかりでは、ありません。
夜は、共産党阪南地区(和泉市以南)の会議がありました。参議院選挙の感想や反省、支持者や無党派の人たちの意見を出し合いました。
共産党を支持しながら、投票に行かなかった人、悩んで「みんなの党」に入れた人も多くいたようです。私たちの弱点も自己分析的に解明し、今後に活かしていきます。
夏休みの予定が決まりました。広島に一泊して宮島と平和記念資料館に行きます。子どもと日程を合わすのに一苦労しました。子どもたちが素直に行ってくれることを願っています(行く前に文句を言って親を困らせることが多い)。
[2010.7.23] -[活動トピックス]
娘がお世話になっている高校の「夏の社会見学」(PTA主催)が行われました。貝塚市にある明治乳業ヨーグルト館を見学、その後、岸和田城の園庭にあるお店で懇親会を行いました。
明治乳業ヨーグルト館は、大阪湾に出来た人工島・貝塚市二色南町にある明治乳業の関西工場の敷地内にあります。敷地は甲子園球場4つ分あるそうです。
ビデオ上映・製造工程・展示見学など一時間ほどで見学しました。今回で3回目の見学という人もいました。
懇親会の会場は文化財で、歴史を感じさせる建物でした。当日はたまたまクーラーが故障していたのですが、文化財なので、勝手に修理できないそうです。一人ひとりに団扇が配られ、扇風機のまえに氷が置かれました。大暑をクーラーなしで健康的に過ごせました。
懇親会には校長先生をはじめ教師や、昨年卒業した生徒の保護者も参加して楽しい会になりました。
高校野球大阪大会が開かれています。娘の高校は、今日3回戦を戦い、逆転さよならで勝利しました。応援に行っていた校長先生から、試合の模様を詳しく話してもらいました。
試合に出ている生徒はもちろん、応援に行っている生徒も一生懸命だとほめていました。また、50数年前のOBも応援に来てiいて、大いに盛り上がったそうです。
[2010.7.22] -[活動トピックス]
大阪市を除く府内42市町村が、2011年4月に大阪広域水道企業団(仮称)を設立し、府の水道事業と統合する案について、全員協議会が開かれ全議員に説明がありました。
もともと、二重行政解消のため、大阪府の橋下徹知事と大阪市の平松邦夫市長の肝いりで始まった水道事業の統合協議が失敗し、知事の側から唐突に大阪広域水道企業団(仮称)の話しがでたようです。水道部は企業団結成に関わる条例案を9月議会で可決させる計画です。
説明について質疑がいくつかありました。大森の主な質問と市の回答は以下の通りです。
Q大阪府の水道事業の見通しは、府営水は水余りで、高度浄水施設の設置で減価償却の負担が多いと聞くが、収支見通しはどうなっているのか、資料を出して欲しい。
A昨年度は50億円の黒字であったが、今年度から赤字が続く。資料は出す。
Q大阪広域水道企業団(仮称)になると、府の責任はどうなるのか。
A府は急に水道事業を辞めないで欲しい。。その点で府には道義的責任がある。
Qこのような企業団方式は全国に例はあるのか。
Aこのような大規模なものは、多くない。
Q企業団の人件費や府水道部から継承する施設の維持管理など市の負担が増えるのではないか
A負担はふえないと認識している。
説明は府の資料を報告するものでした。具体的な内容については、産業建設常任委員会で議論することになります。
[2010.7.21] -[インフォメーション]
石綿被害ー医療と法律相談会(無料)
7月31日(土) 阪南市サラダホール(南海尾崎駅すぐ)
受付)1時から4時
専門の医師、弁護士が相談に応じます。
亡くなっている方の相談でも結構です。
胸部のレントゲン写真かCT写真があればご持参ください。
なくても、レントゲン車が来ますので会場で撮影できます(実費1000円)
連絡先
泉南地域の石綿被害と市民の会
℡072-483-4981 fax072-484-0641
[2010.7.21] -[活動トピックス]
石綿被害―医療と法律相談会が7月31日(土)、阪南市サラダホール(午後1時から4時受付)でおこないます。これを知らせるビラが今朝の朝刊各誌に折り込まれました。また、泉南市役所や阪南市役所など公的施設にもあわせて1000枚ほど置いてもらうようにしています。
アスベストの被害は、石綿を浴びてから平均40年たって、発症します。タバコと一緒で成長期に石綿を吸引するとわずかな量でも健康被害が起こることもあります。
肺機能が石綿で普通の人の半分程度しかなく、普通なら歩くことも苦労するのに、体がなれて元気な人もいます。専門医にみてもらってはじめてアスベスト被害がわかることも多くあります。
石綿工場の経営者やその家族の方は、検診を受けてもらいたいと思います。アスベストじん肺弁護団やアスベスト被害者を支援する「市民の会」では、石綿工場の経営者について、石綿工場で働く労働者や工場周辺の住民同様、加害者でなく被害者と考えています。企業の責任があるのは、泉南地域では、旧三好石綿(現三菱マテリアル建材)だけです。
また、ビラは「Q&A」形式で
・以前、病院で診察を受けて「大丈夫」と言われた人
・石綿工場で働いていて、数年前に肺の病気でなくなった人
などの検診も呼びかけています。
石綿工場だけでなく、建築労働者や電気工事やボイラーなど石綿にかかわる仕事をして不安をお持ちの方のご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午前中は、私が委員長をしている行財政特別委員会の打ち合わせ。
夜は、泉佐野民主商工会の無料法律相談会(弁護士が相談に応じてくれる)に相談者と一緒に行きました。