こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2009.2.26] -[インフォメーション]
3月3日から09年度第一回定例議会(3月議会)が開催されます。
傍聴にお越しください
傍聴は自由に出来ます。
3月議会は予算を決める重要な議会です。
市長は09年度市政運営方針を述べ、各派の代表が質問を行います。
質問時間は会派の議席数に応じて決まります。2人会派で1時間、2人以上の会派では1議席増えることに10分づつ質問時間が増えます。
一般質問は1人1時間です。代表質問は5人、一般質問は10人が行います。
「公立幼稚園の全園廃止計画の中止を求める請願」や「消費税増税に反対する意見書」が審議されます。
全議員の質問・議会日程もアップしました。参考して、傍聴に来てください。
[2009.2.25] -[議員日誌]
泉南市教育委員会は、財政難と少子化を理由に、市立幼稚園9園すべてを廃園にし、新たに2園の幼稚園に再構築する計画です。
2月20日には、この計画について、議員全員協議会が開かれ、教育委員会や市長など理事者に対し質疑が行われました。午後1時30分から始まり、終了したのは、晩の9時前でした。私は一番最後の質問者でした。
地域に根ざした幼稚園をなくすな、という立場で次の意見を述べました。
1、「小規模幼稚園(新家、東、新家南、鳴滝の各幼稚園)では、園児が少ないために、園児のコミュニケーション能力が欠如する。そのため、小規模幼稚園をなくし、大規模幼稚園をつくる」と教育委員会は説明するが、新家幼稚園では、子ども達は心のポケットを思い出で一杯にして卒園するという。小規模幼稚園児が、具体的にコミュニケーション能力が欠如して問題になっている例はない。
2、幼稚園を統廃合するには、議会の議決が必要である。議会が反対すれば、幼稚園を潰すことは出来ない。しかし、教育委員会が幼稚園を潰す権限があるように説明しているのは、間違いである。
教育委員会は、「幼稚園を9園に存続させるとか、せめて4中学校区に1幼稚園は残して欲しい、という要望は聞けない。2園にすることを前提とした要望しか聞かない」と、市民に説明している。
3、樽井・信達・西信達・一丘・雄信の適正規模の幼稚園は潰す必要はない。
「ほかにもどこの幼稚園をのこすのか、それぞれ皆さん何十年も続いて地域の幼稚園には愛着がある。この園を残します、この園は潰しますということはできない、そんな中ででてきた(全園廃園の)プラン」と教育委員会は述べています。(一丘中学校の説明会)。
2004年に新家幼稚園、東幼稚園を廃園にする計画が、地元の強い反対で白紙撤回になった。その経験から、教育委員会は、一部の幼稚園を潰すと、「うちの幼稚園だけなんでつぶすんか」と反対運動が起こるので、今度は全園を潰して、市民にあきらめさせるす計画を作った。
4、今回の計画では、新家・新家南・西信達・一丘幼稚園がひとつの幼稚園になる計画である。一丘幼稚園を大規模改修し、4幼稚園の園児を集める。
新家幼稚園では、地元老人会との交流を盛んに行い、休耕田などで泥遊びを行っている。
新家南幼稚園では、近くに神社があり、自然に囲まれ、そこで地域の方々と食事会も行っている。
西信達幼稚園では、海にでて地域の人たちと魚を採ったりする。
統廃合された幼稚園では、このような地域とつながりがなくなる。
5、公立幼稚園を存続しても、泉南市の財政は破綻しない。財政難をいうなら、不要不急の大型公共事業こそ見直すべきである。幼稚園の保護者は有価ゴミを集めて、幼稚園の運営費に当てている、そんな努力を教育委員会は知っているのか。
6、幼稚園の統廃合計画の影響を受け園児は480人になる。環境の変化についていけない子どもへの対策が示されていない。
7、東・鳴滝・樽井・信達・雄信幼稚園がひとつの幼稚園にする計画である。旧済世会泉南病院跡地(図書館の横)に新設の幼稚園を作る計画である。総額は4億8千万円になるが、この建設を市は宗教法人ほんみちにお願いしている。この計画について、説明が不十分である。
[2009.2.19] -[活動トピックス]
清掃事務組合の議会がありました。泉南市と阪南市の境目、海岸部に清掃工場(ゴミ焼却場)があります。その運営は泉南市と阪南市で行っています。管理者は、向井泉南市長(副管理者は阪南市長)です。議会も設けられています。その議員は泉南市議会と阪南市議会から6人づつ選ばれます。泉南市からは、大森・小山・谷・真砂・北出・堀口の各議員6人が選出されています。
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今日は、来年度予算の審議が行われました。その中で、家庭ゴミの分別が進み、さらにゴミ有料化で可燃ごみが大幅に減っていることが明らかになりました。また景気の悪化で企業から可燃ごみが大幅に減ることが予測されています。清掃工場では、「燃やすゴミがない」と悲鳴を上げるような情況です。
泉南市は、ゴミ有料化したとき、ゴミを減らすことを目的にしていましたが、なぜ、清掃工場は「燃やすゴミがない」と困っているのでしょうか。
ゴミを燃やさないと、ゴミを燃やした余熱を利用している温水プール(清掃工場の隣にある)の運営に支障が出ます。燃やすゴミがないからと、工場の炉の火を消すと、次に付ける時には、莫大な燃料が必要になり、ダイオキシンの排出も懸念されます。
そのため、清掃工場は、可燃ゴミと別で集めているプラスチックを燃やすことも検討が必要としています。清掃工場に集まったプラスチックを、さらに分別しますが、その費用も負担になっています。その分別をやめて、費用も浮かし、燃やしたいという意向を持っています。
さらに、泉佐野市から岬町で、現在ある清掃工場の統廃合し、新たな工場をつくり、燃やすゴミの減量に対応する考えもあります。しかし、工場の設置場所(迷惑施設のため受け入れ先が見つからない)や、数十億円かかる清掃工場の建設費用の問題があります。清掃工場の設置に絡んで談合事件も起こっています。
私は、「ゴミの焼却主義はやめるべき。プラスチックも燃やすべきではない」と訴えました。ヨーロッパでは、循環社会でゴミは資源として焼却しないようにしています。日本のようにゴミ焼却場が多数あるというのは、地球環境を守る上でも、異常な情況です。日本でも、いろいろ問題があるにしても、循環社会を目指しています。
市民に有料化をお願いするとき、「地球環境を守るため、ゴミの減量化・分別を」と市は訴えてきました。その趣旨を生かすためにも、食物などの可燃ごみも堆肥化などすすめ、さらに減量をすすめ、焼却に頼らないゴミ行政を進めることが大事ではないでしょうか。
[2009.2.17] -[インフォメーション]
「地域に根ざした幼稚園、九園の廃園計画の中止を求める請願書」
共産党市会議員団は上記の請願署名に取り組んでいます。請願の趣旨は以下のとおりです。
3月議会に提出の予定です。皆さんの協力をお願いします。
[2009.2.10] -[活動トピックス]
東京で宿泊し、朝から厚生労働省と環境省まえで、泉南地区のアスベスト被害を訴えました。1時間あまり、原告や弁護士、支援団体の方や私もマイクをもって宣伝しました。アスベスト被害を訴えるビラ800枚を配布することができました。ビラの受け取りがよく、みんな喜んでいました。
10時過ぎから、昨日に引き続き「大阪・泉南アスベスト国倍訴訟の公平な判決を求める署名」の協力をお願いするため、市民団体や労働組合をまわりました。
私は、アスベスト弁護団の副団長と東京の大気汚染問題に取り組む市民団体の方と3人でまわりました。「新日本婦人の会」や年金者組合(中央と東京)や「詩人会議」や「社青同(社民党や民主党を応援する青年組織)」や自治労連(自体体で働く労働者の組合)を廻りました。
そのなかで、事務局員の方が「主人がアスベストのため、中皮腫で亡くなった・・」と相談がありました。さっそく弁護士が相談にのり、「東京土建」に連絡をとりました。東京土建は建築労働者や一人親方の組合で、首都圏アスベスト裁判の中心でがんばっています。亡くなった方は大阪で配管工事や建築関係の仕事をして、アスベストに曝露されたそうです。アスベストは生産や運搬、そして消費する過程で非被爆し、職場でも家庭でも全国どこでも、健康被害をおこす恐ろしいものです。
原告の方は、健康のことがあるので、比較的負担が少ない所を廻ってもらいました。それでも、無理をしたのか、原告のお一人が呼吸困難になり、急遽、新宿区の病院に診てもらいました。レントゲンを映して診察をしてもらいました。その病院のお医者さんは、レントゲンをみて、「アスベストの被害はこんなにひどいのか。よく大阪からこれたものだ」と驚いていました。
原告の方は、東京に行くために、1ヶ月前から体の調子を整えいました。なんとしても、東京で訴えたいと願っておられました。気管支を広げる薬をのんで、休養をとって、大阪に戻ることができました。 泉南に戻ったのは10時を過ぎていましたが、大変充実した二日間でした。
[2009.2.9] -[活動トピックス]
朝、7時すぎ関空発羽田行きの飛行機で東京に行きました。大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の「公正判決を求める署名」の協力を、東京の市民団体や労働組合にお願いするためです。
当日の10時から、東京地方裁判所で大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の国側の証人尋問があり、その傍聴もかねたものです。この証人は、環境衛生のパイオニアです。腰痛など体の不調から大阪まで出てこれないため、東京で尋問がおこなわれました。防じん装置などの機能や歴史など、国側の代理人の質問に答えていました。
原告(アスベスト被害者)2人と市民の会から代表と私の2人、国賠訴訟を勝たせる会のメンバー3人、10人を超える弁護団が東京に行きました。また東京では首都圏アスベスト国賠訴訟の弁護士や支援団体の方も多数集まりました。
傍聴が終わってから、昼食をとりながら大阪と首都圏の弁護団の交流会がおこなわれました。私もあいさつをして、泉南の被害の状況を報告しました。国がおこなうアスベスト健康診断で1昨年まで異常がなかった方が、昨年の健康診断で異常が見つかっています。私に相談のあった方は、50年前内職で石綿を扱っていた人、もう一人は30年前まで石綿工場で働いていた方です。
アスベストの健康被害は平均40年で発症します。50年後に発症された方は、自分は大丈夫だと思っていたのに、大変なショックを受けておられます。もう一人の方は、石綿工場内の社宅に妻と子ども2人で住んでいました。そのため家族も被害にあっていないか、心配されています。
また、泉南市長や議長、地元選出の国会議員や地元区長などが、アスベストの被害救済のために力を合わしていることも報告しました。
交流会のあと、5チームに分かれて、署名の協力を訴えに廻りました。私は教育関連の団体をまわりました。高校の先生方の組合を訪問したとき、大学時代の友人(岡山の高校の先生)と泉南地域で勤務していた知り合いの先生に会いました。2人とも、専従として東京に単身赴任で来ていました。2人とも、「東京で大森に会えると思わなかった」とびっくりしていました。
[2009.2.3] -[議員日誌]
市長・副市長・総務部長から、来年度の予算の概略の説明を議長とともに受けました。
来年度の予算の特徴は
1、信達樽井線(イオン道路の完成)
イオン道路とは、りんくうタウンに大型商業施設イオンが出店するとき、大阪府の要望で建設するりんくうタウンに接続する道路のことです。市は財政の健全化を進め、大型公共事業の見直しをしていましたが、総額62億円(すべて借金と補助金でまかなう)のイオン道路の建設を決めました。議会でも賛否が分けれ、道路予算が否決されることもありましたが、結局、賛成派が多数をしめるようになりました。
イオン道路は来年度の完成の予定ですが、予測していたほどの交通渋滞もなく、市の財政難の原因となった不要不急の事業です。
2、新幼稚園の基本設計の予算
市は、すべての公立幼稚園9園を廃園にし、新たに2園の幼稚園を建設する計画です。1園は、旧済生会泉南病院跡地(図書館横)に新たな幼稚園を建設し、もう1園は一丘幼稚園を大規模改修する計画です。この費用は6億3千万円かかる予定です。新幼稚園の設計費が計上されます。共産党は、「地域の宝・子どもたちの宝である市立幼稚園をなくすな」と廃園計画の見直しを求めています。
旧済生会泉南病院跡地は大阪府の所有地です。大阪府も財政難のため、府有地は売却が基本ですが、市はこの土地の無償譲渡を府に要望しています。2月の中旬には結論が出るそうです。
また、幼稚園の建設費を安くするために、泉南市の大型宗教法人の協力を要請しているそうです。この宗教法人は、自らの宗教施設や信者用の住宅なども信者が建設するそうです。公立の教育施設を宗教団体に建設してもらうことの是非や、地元の中小の建設企業の仕事を奪うことにならないか、問題が少なくありません。
3、妊婦検診を増やす
4、小中学校の耐震化の予算を計上
5、定額給付金の配布の予算を計上
実際の配布のための予算は、来年度予算には、間に合わず補正予算を組む予定です。ホームレスの人への配布や、定額給付金を振り込む口座のない人への対応など、問題が多くあるそうです。
[2009.2.3] -[インフォメーション]
今こそ「憲法の力」をつけよう
今を生きる私たちの責任
2009年2月6日(金)
開場 午後6時から
開演 午後6時30分
場所 浪切ホール 小ホール
(南海本線岸和田駅下車10分)
講師 伊藤 真 弁護士