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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    燃やすゴミがない

    [2009.2.19] -[活動トピックス]

    清掃事務組合の議会がありました。泉南市と阪南市の境目、海岸部に清掃工場(ゴミ焼却場)があります。その運営は泉南市と阪南市で行っています。管理者は、向井泉南市長(副管理者は阪南市長)です。議会も設けられています。その議員は泉南市議会と阪南市議会から6人づつ選ばれます。泉南市からは、大森・小山・谷・真砂・北出・堀口の各議員6人が選出されています。 "urn:schemas-microsoft-com:office:office" /?>

     

    今日は、来年度予算の審議が行われました。その中で、家庭ゴミの分別が進み、さらにゴミ有料化で可燃ごみが大幅に減っていることが明らかになりました。また景気の悪化で企業から可燃ごみが大幅に減ることが予測されています。清掃工場では、「燃やすゴミがない」と悲鳴を上げるような情況です。

     

    泉南市は、ゴミ有料化したとき、ゴミを減らすことを目的にしていましたが、なぜ、清掃工場は「燃やすゴミがない」と困っているのでしょうか。

     

    ゴミを燃やさないと、ゴミを燃やした余熱を利用している温水プール(清掃工場の隣にある)の運営に支障が出ます。燃やすゴミがないからと、工場の炉の火を消すと、次に付ける時には、莫大な燃料が必要になり、ダイオキシンの排出も懸念されます。

     

    そのため、清掃工場は、可燃ゴミと別で集めているプラスチックを燃やすことも検討が必要としています。清掃工場に集まったプラスチックを、さらに分別しますが、その費用も負担になっています。その分別をやめて、費用も浮かし、燃やしたいという意向を持っています。

     

    さらに、泉佐野市から岬町で、現在ある清掃工場の統廃合し、新たな工場をつくり、燃やすゴミの減量に対応する考えもあります。しかし、工場の設置場所(迷惑施設のため受け入れ先が見つからない)や、数十億円かかる清掃工場の建設費用の問題があります。清掃工場の設置に絡んで談合事件も起こっています。

     

    私は、「ゴミの焼却主義はやめるべき。プラスチックも燃やすべきではない」と訴えました。ヨーロッパでは、循環社会でゴミは資源として焼却しないようにしています。日本のようにゴミ焼却場が多数あるというのは、地球環境を守る上でも、異常な情況です。日本でも、いろいろ問題があるにしても、循環社会を目指しています。

     

    市民に有料化をお願いするとき、「地球環境を守るため、ゴミの減量化・分別を」と市は訴えてきました。その趣旨を生かすためにも、食物などの可燃ごみも堆肥化などすすめ、さらに減量をすすめ、焼却に頼らないゴミ行政を進めることが大事ではないでしょうか。

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