こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2009.2.3] -[議員日誌]
市長・副市長・総務部長から、来年度の予算の概略の説明を議長とともに受けました。
来年度の予算の特徴は
1、信達樽井線(イオン道路の完成)
イオン道路とは、りんくうタウンに大型商業施設イオンが出店するとき、大阪府の要望で建設するりんくうタウンに接続する道路のことです。市は財政の健全化を進め、大型公共事業の見直しをしていましたが、総額62億円(すべて借金と補助金でまかなう)のイオン道路の建設を決めました。議会でも賛否が分けれ、道路予算が否決されることもありましたが、結局、賛成派が多数をしめるようになりました。
イオン道路は来年度の完成の予定ですが、予測していたほどの交通渋滞もなく、市の財政難の原因となった不要不急の事業です。
2、新幼稚園の基本設計の予算
市は、すべての公立幼稚園9園を廃園にし、新たに2園の幼稚園を建設する計画です。1園は、旧済生会泉南病院跡地(図書館横)に新たな幼稚園を建設し、もう1園は一丘幼稚園を大規模改修する計画です。この費用は6億3千万円かかる予定です。新幼稚園の設計費が計上されます。共産党は、「地域の宝・子どもたちの宝である市立幼稚園をなくすな」と廃園計画の見直しを求めています。
旧済生会泉南病院跡地は大阪府の所有地です。大阪府も財政難のため、府有地は売却が基本ですが、市はこの土地の無償譲渡を府に要望しています。2月の中旬には結論が出るそうです。
また、幼稚園の建設費を安くするために、泉南市の大型宗教法人の協力を要請しているそうです。この宗教法人は、自らの宗教施設や信者用の住宅なども信者が建設するそうです。公立の教育施設を宗教団体に建設してもらうことの是非や、地元の中小の建設企業の仕事を奪うことにならないか、問題が少なくありません。
3、妊婦検診を増やす
4、小中学校の耐震化の予算を計上
5、定額給付金の配布の予算を計上
実際の配布のための予算は、来年度予算には、間に合わず補正予算を組む予定です。ホームレスの人への配布や、定額給付金を振り込む口座のない人への対応など、問題が多くあるそうです。