平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
地元の一丘中学校の卒業式にでました。卒業生の答辞では、クラスの代表がそれぞれの担任に、泣きながらお礼の言葉を述べていました。飾らない言葉に、大阪人らしい冗談を加え、楽しく、時には辛い中学校生活を語ってくれました。
この子たちを見ていると、僕らの時代よりも、素直で心優しく育っているように思えました。答辞にも東北大震災のことに触れていましたが、「絆」とか「幸せ」を大事にする心が広がっているのでしょうか。
午後は泉佐野市で開かれた第43回3・13重税反対全国統一行動に参加しました。今年は例年より参加者が多いように思いました。消費税増税が焦点になっている時期にふさわしい集会になりました。
私は日本共産党を代表して、簡単な挨拶をしました。 「八ツ場ダムや1機100億円のする新型戦闘機の大量購入などムダの一掃」「富裕層や大企業にその経済規模にふさわしい税の負担」「政党助成金の廃止」を訴えました。 さらに年金など社会保障を段階的に充実し国民所得を増やし財政危機を解決する、共産党の提言をお話ししました。
その後は、議会運営委員会と党議員団会議がありました。
総務文教常任委員会が開かれ、2議案が継続審査に、「図書館条例の改正」と「公民館条例の改正」と「農林水産課が都市整備部から市民生活部に移行し、商工振興課と統合する議案」は全会一致で可決しました。
自治基本条例案は地方自治体の憲法と言われています。そのため、この条例を作る過程で、多くの市民に参加してもらうことが重要です。ところが、泉南市では住民説明会なども開催されず、議会に上程されました。
また、文章表現について多くの質問が寄せられました。
私が質問している途中に真砂議員から「継続審議を求める」動議が出され、自治基本条例案は賛成多数で可決しました。
子ども権利条例案には、「市の責務」についての規定された条文がありません。プール事故の反省や教育予算が削減される状況から、「市の責務」については明記する必要があると思います。
子ども権利条例も、私が質問している途中に真砂議員から「継続審議を求める」動議が出され、全会一致で可決しました。
午前中は総務文教常任委員会、午後から共産党の団会議です。晩7時からは共産党泉南市委員会の会議です。今から会議に行きます。
扇町公園(大阪市北区)で行われた「なくそう原発 3・11 府民集会1万人集会 すすめよう自然エネルギー、震災復興支援」に行きました。議会中で忙しい時ですが、「3・11」は特別な日なので割り切って参加しました。
泉南アスベスト国賠訴訟を勝たせる会は会場内にテントをはって、署名集め、書籍の販売、パネルの展示を行いました。署名は951筆、書籍も41冊売れ、アスベストの健康被害の相談もありました。
集会プレ企画も「ラップdeゼロ&原発ゼロへの思い」や「WondaerLoveのアカペラ」では青年の活躍が目立ちました。
被災者は家族や知人を亡くした悲しみ、家や職場、生業(なりわい)を失った絶望のふちから懸命に立ち上がろうとしています。しかし、生活と生業再建への国の支援は被災者が望むものとは程遠いのが現実です。
被災者の訴えは、このような深刻な実態が切々と述べられました。
午後から議員団会議。共産党議員4人が集まって3月議会の議案の勉強をしました。来年度予算について、市民の要望が取り上げられているか、不要不急なムダな大型公共事業を見直し、教育や福祉の予算が拡充されているか、などチェックします。
今日は「泉南市予算案のあらまし(32ページ A4サイズ)」を読み合わせました。引き続き、事業ごとのチェックしていきます。
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3月議会の補正予算で泉南中学校の非常階段と消防設備の改修費(4千1百万円)、新家小学校と砂川小学校の耐震補強工事費(2億1千6百万円)、一丘小学校の体育館の転落防止対策の工事費(1千3百万円)が計上されています。
これらの予算は、いずれも国の補助金を活用したものです。
私たち共産党の地方議員は毎年、国会議員とともに国交渉を行い、耐震化工事への補助を要望してきました。市長会なども同様の要望活動を行ってきました。このような運動の成果で補助金が出るようになりました。
泉南市の小中学校は2012年度で耐震化工事がすべて完了します。学校の改修は不十分ですが、これで一安心です。
一般質問が昨日終わり、議案の説明が行われています。自治基本条例(案)の説明に続き、今日は、子どもの権利に関する条例(案)、商工業振興条例(案)の説明があり、活発な質疑が行われました。
いずれの条例案も理念・目的の基本的なことが書かれています。この理念・目的を実現するために、市がどれだけ頑張れるかが、問われています。
議会は、これらの条例が単なるスローガンで終われないように、市政を監視し、叱咤激励しなくてはなりません。
また、これらの条例は市民が参加してできたものです。このような努力が報われるように議会も知恵を出したいです。
「子ども権利条例」案の前文には次のように書かれています。
・泉南市に生まれ育つすべての子どもが、「生まれてきて良かった」と心から思える「子どもにやさしいまち」を実現していくため、この条例を定めます。
・この「子どもにやさしいまち・せんなん」を実現していくためにあたっての原則と具体化の方向について、具体化の方向について、可能な限り明らかにするものです。
・条例の制定にあたり、泉南市の小学校が次の「泉南・子ども・憲章案」を起草しました。
「私たちは 泉南の子どもです。
私たちは、子どもの平和のために3日間かけて話し合いました。
(中略)
私たちは、他のひとの気持ちや意見をきくことを大切にします。」
先日の一般質問が今朝の毎日新聞に載りました。「泉南市議会・プール開放再開で質疑」「安全面で不安」という見出しの記事です。
質問で、プール事故を防げなかった背景に、安全性を無視した教育予算の削減にあると市長を追及しました。また、プールの安全性を確保するために、AEDの設置・事故のあった砂川小学校の大プールと小プールの間を仕切る柵を設置・ライフセーバーによる監視員の研修・砂川小学校プールのペンキの塗り替えなどの予算措置を求めました。