日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

こんにちは。日本共産党　大森和夫です。

泉南市議が泉南市民を訴えた裁判で新たな動きが

[2011.5.22] -[議員日誌]

「石川晴美さんを支援する会」の集会が市内の公民館で行われました。「支援する会」から、裁判の経過報告をおこなうので聞いて欲しいと誘われました。

「支援する会」が出来た経緯

ケアハウス田園の創設者の長女で、田園の評議員でもあった石川さんが、田園の理事長である泉南市議の北出寧啓氏のことを批判したビラを配布しました。このビラが名誉棄損にあたると、北出氏が石川さんを刑事と民事両方で訴えました。

さらに、ケアハウス田園も理事長（北出氏）を批判したビラによって評判を落とされたと、法人として石川さんに損害賠償請求の裁判をおこしました。

これに対し、北出理事長によって田園を不当に解雇された人たちや、石川さんの友人を中心に支援する会が作られました。裁判は2年におよび、議会でもこの問題が取り上げられました。

北出氏側の新たな動き

一方、北出氏は体調不良を理由に、3月議会は欠席、さらに3月31日付けで田園の理事長を辞任。また、5月18日の公判（大阪地方裁判所岸和田支部）でも、体調不良を理由に、裁判の取り下げの要望を出しました。

「支援する会」のメンバーからは、次のような意見が出ました。

・北出氏の「役員報酬不正受給、セクハラ・パワハラ、ケアハウスの私物化」など疑惑について、北出氏側は反論やまともな答弁も行っていない。

・北出氏は裁判が不利となったから、取り下げるのではないか。

・北出氏は体調不良というが、4月の府議会選挙の運動を行っていた。

・事実や事実と思われる内容で、市民が議員を批判するビラを配布することは、当然の権利で名誉棄損ではない。

・被告として訴えられた石川さんの経済的・精神的・肉体的負担を、北出氏側はどう考えているのか。