平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
6月議会の補正予算にマイナンバー関連の予算が計上されています。
共産党市会議員団(提案者・大森)は、年金情報の漏えい問題等をうけ、マイナンバーにかかわる予算の削減を求める修正案(6月25日・最終本会議)を提出しました。
マイナンバー制度は今年10月から国民への番号通知が行われる予定です。
マイナンバー制度が実施され、所得税、住民税、医療保険料、銀行預金口座、メタボ検診のデータが、漏えいすれば、今回の年金情報の漏えいの比ではありません。
日本共産党は、このマイナンバー制度について、プライバシーの問題だけでなくて、社会保障費の削減目的だから反対といってきましたが、少なくとも個人への番号通知、そして来年1月からの実施は中止すべきです。
修正案には、共産党議員4名以外の賛成はなく、否決されました。
28日(日)泉南市・阪南市・田尻町の網の目「平和行進」が行われました。
初参加の若い世代や、50年ぶりに参加するという団塊の世代の参加で、例年より元気に歩きました。
手を振って応援してくれる歩行者も多く、潮目の変化を感じました。
戦争法制反対・核兵器反対・原発NO・紛争は武力でなく話し合いを・憲法9条を守れ、と訴えました。
18日午後8時45分ごろ、泉南市内の市道を歩いていた男性が、泉南市会議員(会派:自民党 泉南クラブ)の運転する乗用車にはねられ死亡しました。
市民の命を守るべき議員が、市民の命を奪うことはあっては何らないことで、公職にあるものとして、特別に厳しい責任が問われます。一方、事故を起こした議員からは事故後の対応についての報告、市民や議会に対する謝罪などもありません。
日本共産党議員団は、6月議会の最終日(25日)、事故を起こした議員に対し辞職勧告決議案の動議を提出しました。最初に、動議を日程に追加し、動議を採決するかどうかを採決しました。その結果、4名の共産党議員の賛成しかなく、日程に追加されず辞職勧告決議案について議論もないまま終わりました。
議長は近々事故を起こした議員と面談するとしています。
共産党議員は死亡事故を起こした場合、当然、議員を辞職します。
22日(月)、アジサイで有名な長慶寺で、松永重雄住職の戦争体験を聞く会が開かれました。泉南市9条の会が主催し、80人が参加しました。
住職は「戦争は絶対にだめ、みんなで力を合わせて平和な社会を作ろう」と訴えました。
6月議会の一般質問でアスベスト問題を取り上げました。主な内容を紹介します。
(泉南市の役割)
最高裁で勝利しても、被害者や市民は石綿に対して「憎しみだけでもない、悲しみだけでもない複雑な気持ち」がある。「隠れた被害」と言われる状況も簡単に変わらない。
地元自治体として、◯被害の掘り起し ◯アスベスト被害の歴史を風化させない取組み ◯すべての被害者が救済し、被害を起こさないための国へ要望活動 等が求められている。
(具体の質問内容)
1、「和解手続きよる賠償金の支払いついて」(厚労省発行のビラ)を医療機関に置き、被害者の掘り 起しを行うこと。
(泉南市広報の掲載、主な公共施設・駅などでのビラの掲示は出来ている)
2、弁護団が行う相談会などは、市は後援し、会場費の減免など支援を行うこと。
(ドキュメンタリー映画「命て なんぼなん」の上映会は市・教育委員会・市職員労組の後援で行った)
3、ノンアスベスト都市宣言を行うこと
泉南市は「非核平和都市宣言」や「暴力排除都市宣言」なども行い、理想をもって街づくりを進めることが大事。
4、「泉南石綿の碑」を知ってもらう活動を行うこと
「碑」は市の観光スポットの一角にあり、立地条件を生かし、宣伝すること。
5、原告らの活動を支援すること
原告らは数多くのマスコミに取りあがられ、全国や韓国の公害被害者らの交流を行っている。このような活動を通じて泉南地域のことも、知ってもらうことができる。
以上の質問に対し、具体化はこれからですが、前向きに取り組みたい旨の答弁でした。
「最高裁の判決」や「厚労大臣の謝罪」を受け、泉南は素晴らしい街になったと言われるように頑張ります。