こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.12.26] -[議員日誌]
日本共産党議員団は、2012年度予算要望書を向井市長に提出しました。
来年2月からさわやかバスが増車されます。また新家地域の悪臭問題は、悪臭の原因になっていた業者が廃業し、完全解決できました。また、アスベスト問題でも、市長を先頭に国への働きかけを強めてもらいました。
一方、市民の生活は大変になっています。さらに市政では、プール事故・同和更生貸付基金の職員の肩代わり事件などが起こりました。東日本大震災や原発事故と大きな事件が起こっています。これらの対応を緊急要望に織り込みました。
緊急要望は次のとおりです。
1、不況を理由にしたリストラや、就職難さらに年金の引き下げなど所得が減って、市民の生活は大変である。市民生活を守るため
① 介護保険料・後期高齢者料金の値上げは行わないこと
② 生活保護の利用制限を行わないこと
③ 水道料金・下水道料金など減免制度を拡大するこ
2、プールの一般開放の死亡事故について
① 事故の原因究明と再発防止に取り組むこと
② プール管理の民間委託をやめること
③ 行財政改革の名で教育予算の削減をやめこと
3、地震対策と安全・安心な街づくりについて
① 東日本大震災を教訓に防災計画を見直すこと
② 樽井・岡田・りんくうタウンの津波対策を行うこと
③ 防災センターを高台に設置すること
④ 市役所や指定非難場所の耐震化を直ちに行うこと
4、火葬場の新設計画を撤回し、樽井火葬場と西信達火葬場の改修を進めること。
改修の方が、財政・環境に優しく、早期にできる
5、同和更生貸付基金の職員の肩代わりについて
① 市長の責任を明らかにし、真相究明と説明責任を果たすこと。
② 部落解放同盟の道義的、社会的責任を明らかにすること。
6、りんくう総合医療センターと府立救急救命センターへの充分な支援を大阪府に求め、泉州2次医療圏における第3次救急を確保すること。
7、農業委員会や農協など農業関係者や医療関係者とともに、TPPに反対し、農業や医療を守ること。
8、国民健康保険税会計に一般会計から繰り入れを行い、高すぎて払えない保険税を引き下げること。
9、すべての公共施設にAEDを設置すること。
全文は9章からなり、A4で17ページになります。要望については、年明けに市から回答をもらいます。
[2011.12.25] -[議員日誌]
24日午後2時から、月1回の定例になっている泉南市牧野のスーパー前で消費税増税反対の署名・宣伝活動を行いました。
署名を始める前まで、霙(みぞれ)が降るような悪天候でしたが、1時間ほどで80筆を超える署名が集まりました。寒風のなかでも、多くの人が署名してくれました。
「民主党は信じられない」という声がありました。
民主党は、八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設継続を正式決定しました。衆院選マニフェスト(政権公約)に建設中止を明記、政権交代後中止を打ち出しましたが、結局、約束違反の無駄使いを続けることになりました。
「無駄使いは続けて、庶民には増税か」と怒っていました。
「国が財政難だから仕方がない」と言って署名を拒否する人は、確実に減っています。
一方、「ご苦労さん」、「がんばって」と声をかてくれる人は、増えています。
[2011.12.23] -[議員日誌]
12月議会の一般質問で、さわやかバスの充実を求める質問を行いました。
来年2月からの新運行計画は、以下の改善が行われます。
① 通勤・通学の時間帯に新家駅・和泉砂川駅周辺を循環(3回)させる
② 現在の31便から44便に増便する
③ 砂川方面周りの一部ルートの逆周りする
④ 新規に10箇所の停留所を増設
⑤ 男里方面の遠距離通学の児童に配慮し朝夕一便を充当する
⑥ りんくうタウンの新泉南病院への乗り入れ
さらに次の改善を求めました。
〇高齢者の無料化
〇コースの案内図を見やすく
〇最終便の時間延長
〇市民の意見を聞く機会を設ける
〇商店や病院への乗り入れの検討
来年2月からの、ダイヤの改定には、大きな期待や喜びの声が寄せられています。
[2011.12.21] -[議員日誌]
12月議会の最終本会議で、国民健康保険税の値上げに関わる条例の改定案が否決されました。
改定案の特徴は次の通り
○ 土地など資産がある人の保険料のうち、資産割り分がなくなるが、保険料の所得割り分は引き上げになる。
○ 資産のない人は、無くなった資産割り分を補うために、所得割り分の保険料が大幅に引き上げられる。
○ 最高限度額58万円から63万円に引き上げる
共産党が値上げにつながる改定案に反対した主な理由
○ 一般会計から国保会計に繰り入れを行えば、資産割を無くした分を補うための値上げはしなくてもいい。
○ 泉南市には市民病院がなく、その予算分を国保会計に入れるべきである
条例改定に反対した議員
井原、中尾、原(以上 公明党)、北出、梶本(大八洲の会)、成田、松本、大森、和気(以上 共産党)、小山(無所属)、河部(拓進クラブ)
条例改定に賛成した議員
真砂(拓進クラブ)、南(心政クラブ)、森(無所属)
退席した議員
角谷、谷(以上 市政研究会)、木下(拓進クラブ)、堀口(心政クラブ)
同時に、「国保の値上げに反対する請願」も可決しました。
[2011.12.20] -[議員日誌]
第7回泉南市砂川小学校プール児童死亡事故調査委員会が泉南市埋蔵文化財センターで開かれ、調査報告書(案)が審議されました。その後、午後2時から、記者会見が行われました。
記者会見には、金子会長(弁護士)、松本事務局長(弁護士)、奥平委員(泉南市副市長)、蔵野委員(泉南市教育長)が出席しました。
最初、会長から調査報告書(案)の説明がありました。この調査報告書(案)で事実関係をほぼ把握し、それをもとに問題点を明らかに、再発防止に向けて提言が行われています。この案に、文言の整理や重要な部分を膨らませて、12月26日に市長に提出します。
プール事故に関連して、市民から3405の意見が寄せられました。再発防止に向けて、市民の高い関心が明らかになりました。会長はこの市民の意見を「泉南市の財産」だと評していました。
一方、行政に対しては、教育委員会からプールの管理業者まで、「根拠のない信頼」が生まれ「誰も責任をとらない体制」になっていた旨の指摘がありました。
さらに安全性を確保するためには、予算措置を取る必要があるとしています。
これらの指摘や提言を、真摯に受け止め、行政全体の意識改革が必要だと感じました。この報告書を出発点に行政への信頼を回復し、安全・安心の街づくりを進める必要があります。
報告書は、市長に提出後(12月26日)、市のホームページや市役所で閲覧することが出来ます。