平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
6月議会報告
予算削減で委託業者が見つからず
夏休み期間中、小学校のプールは子どもや市民が利用できるように、業者に管理を委託し、一般市民むけに開放されていました。ところが、今年は予算が減らされ、委託業者が見つからず、プールの一般開放が中止される事態になりました。
市議会では共産党が提案者となり、「学校プールの一般開放を求める決議」が全会一致で可決しました。
しかし、市は時間的な制約もあり、学校プールの開放をあきらめ、代替策として、温水プールの利用を進めています。
来年はプール遊びができるように
泉南市は財政難を理由に、市民プールも閉鎖されています。来年度は、削減した予算を増やし、学校プール開放を再開することが求められています。
6月議会報告
泉南市議会は現在定数が18ですが、今年10月に行われる市議選より2削減され16議席になります。
定数削減を提案した公明党議員は、近隣市との比較をして、議員が多いと述べるだけで、現議席での弊害や16議席にする根拠も示せませんでした。
日本共産党は、定数削減は民意を削るもので、身近な市民の声が議会に届かなくなると反対しました。また、無所属議員は、「組織を持つ議員(候補者)は定数削減で落選しないし、身を削ることにはならない。定数削減は、組織のない議員(候補者)を締め出すもの」として反対しました。
採決の結果、7対8で定数削減は可決しました。
子どもの健康・教育環境を守れない
「すべての小中学校の教室にエアコン設置を求める決議」が2015年9月議会で全会一致で可決されました。泉南市は不要不急な大型公共事業を優先し借金財政を作り出し、財政難を理由に教育・福祉の予算を削減しました。このような市政に批判の声があがり、子育て・教育・福祉こそ優先する市政への転換が求められています。
泉南市では中3教室と図書館など一部の特別教室にしか、エアコンは設置されていません。2年前に初当選した竹中市長はエアコン設置を公約していましたが、「3年後の泉南中学校の建て替えに合わせて他の中学校にもエアコンを設置する。小学校はそれ以降になる」としています。
日本共産党市会議員団は、国からの補助金の活用をし、財政難を理由にエアコン設置は後回しに出来ないと市長を追及。さらに今年度、補正予算を組んででも特別教室のエアコン設置など進めるように求めました。
教育委員会は、特別教室(支援学級)は学校施設の修理費を使って、早急にエアコンを設置すると答弁。
6月議会報告 大森和夫一般質問から
臨時議会が開催され、議員報酬5万円(月額)と政務活動費5万円(月額)の削減が決まりました。
これらの削減案は南議員が提案し(和気議員が共産党を代表して賛成議員)、全会一致で可決されました。
条例では、議員報酬は月額50万円、政務活動費は月額5万円です。
しかし、2013年7月より議員報酬は47万円、政務活動費は3万円に減額していました。
今回の条例改定で、来月より議員報酬は45万円、政務活動費は廃止になります。
この削減で7000万円以上(4年間)の新しい財政が生まれます。この削減額は「学校のエアコン設置」「こども医療費助成制度の拡充」に廻すことも出来ます。
参院選でご支援・ご協力いただいたみなさんに心から感謝申し上げます。
大阪選挙区では45万4502人の方に「わたなべ結」と書いていただいたにも関わらず、その期待に応える結果を出すことができず悔しい限りです。しかし、その重みを胸に、引き続き公約の実現に力を尽くしていく決意です。
今回は、改憲勢力に議席独占許さないとの立場で野党共闘、市民共同が大きく広がり、候補者、政党、市民が一緒に、自分達の選挙としてたたかった歴史的な選挙戦となりました。多くのみなさんが意を決して支援に立ち上がって下さったことに最後の最後まで励まされてきました。心からの感謝と敬意を申し上げます。..
このかけがえのない財産を今後の安倍政権、維新政治とのたたかいに更に発展させ、新しい政治への転換に向けて力を尽くします。
みなさん、今後ともよろしくお願い致します。