平和とくらしを守り
市民が主人公のあたたかい市政を
記者会見の冒頭、経過を説明する副市長
1昨年、泉南市立砂川小の一般開放中プールで児童が水死した事故で、大阪府警捜査1課は監視員不足を認識しながら放置したとして、業務上過失致死容疑で、市教育委員会(事故当時)の職員2名を書類送検しました。
さらに、恒常的に監視員が不足のまま、プールの管理業務を請け負っていた業者の社長ら3名も、書類送検されました。
市職員らは、事故の数日前に利用者から「プール監理員が持ち場を離れている」という苦情の電話を受けていながら、放置していたことが、容疑の主な理由になっているようです。
泉南市では本日午後4時の大阪府警の発表を受け、6時から泉南市役所で記者会見が行われ、1時間にわたり厳しい質問が寄せられていました。
記者会見には、副市長・総務部長・教育委員会職員が出席。教育長は緊急の記者会見のため、出席できなかったそうです。
記者らは、担当の市職員の責任にとどまらない、市(行政)全体の責任について追及しているように思いました。
記者の質問を聞きながら、2005年におこったJR福知山線(宝塚線)脱線事故のことを思い出されました。この事故では安全性を軽視していた歴代のJR西日本の社長らの責任が問われています。
プール事故の背景に教育予算の削減、財政難を理由にした民間委託と職員減らしが指摘されています。
2006年にはふじみ野市営プールで児童の死亡事故が起こりました。その時、私は「民間委託の問題」について質問しましたが、市の答弁は「問題なし」というものでした。
例え少数意見であっても、このような質問に耳を傾け、安全性を優先する姿勢があれば、今回の事故は防げたはずです。
その意味では、市長ら幹部の責任は、相当重いものです。
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