ブログ

梅ちゃん先生に「蟹工船」

朝の連続テレビ小説で建造が光男に「蟹工船のように働かされていないか」と聞くシーンがありました。これは喧嘩をしている光男の働く町工場の親方に対する単なる悪口です。

光男は大事な労働力であり、町工場の技術を受け継ぐ後継者でもあり、息子同様に大事にされています。

このドラマは、戦後民主主義が発展し、労働運動も盛んな時代です。光男のような青年は金の卵と言われ、雇用も安定し、まじめに働くものは報われる時代でした。公害などの負の遺産もありましたが、それが原動力となり高度経済成長を支えました。

蟹工船のように働かされているのは、現在です。非正規労働、リストラ、貧困と格差の広がり、労働者は物のように扱われています。数年前には「蟹工船」がブームになりました。

「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」という蟹工船も出だしはあまりにも有名です。過労死するような長時間労働、フルタイムで働いても生活保護水準以下の低賃金、毎年3万人以上が自殺し、うつが蔓延する職場環境、現在の地獄ではないでしょうか。

そんなことを考えながらテレビを見ていました。

午前中は団会議でした。市役所は人の出入りも少ないようです。先日、市役所に行った人が「お盆でも職員さんが丁寧に対応してくれた」と喜んでいました。夏休み気分にも、猛暑にも負けず、市職員もがんばっています。

トラックバック

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。