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26億円の不良債権 泉南中央公園計画とアスベスト被害者の死

78億円もの不良債権をかかえる泉南市土地開発公社の処理について、議員全員協議会が開かれ、市長や公社の理事長(副市長が兼任)が公社の清算について説明を行いました。

泉南市中央公園用地(樽井1丁目 10,351.30㎡)も不良債権の一つです。この用地は平成4、5、6年度に19億7200万円を銀行に借金して購入しました。しかし、公園にする計画は実行されず、借金の利子が増えて26億700万円(25年3月末)の不良債権になっています。

現在は、公園でなく、市職員用の駐車場や教育委員会の施設などに使われています。

土地購入費は、すべて銀行の借金。1円の返済もせず、利子の返済も銀行から借金し、雪だるま式に借金を増やしてきました。

土地はバブル時の高値で購入しているので、時価は4分の1程度しかありません。

泉南市は、空港関連優先のムダな大型公共事業や同和行政を進め、このような不良債権化する土地を公社に買わせてきました。

最盛期には土地開発公社は130億円の借金をかかえ、利子だけでも2億円ずつ増える状況にありました。

不良債権にお金を貸し続けてきた銀行の責任や、事業化しない土地を買い続けてきた市の責任は放置したままです。一方、不良債権は行革(市民と市職員への負担)で解消する計画です。こんな計画、だれも納得しません。

泉南アスベスト国賠訴訟の原告の赤松四郎さんが亡くなりました。呼吸も出来ない苦しさの中、自らの死を覚悟し、野田総理に早期解決を求める手紙を送っていました。

夫人は喪主として気張りながらも、何度も泣きじゃくっていました。「普通に死にたい」と言うのがアスベスト被害者の願いです。

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