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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    春風を呼ぶ結審パレード、本人尋問、弁論・・アスベスト国賠訴訟

    [2011.5.12] -[議員日誌]

     泉南アスベスト国賠訴訟(大阪高等裁判所)で、5人の原告(被害者)の本人尋問、原告の意見陳述、原告代理人(弁護士)らの弁論がありました。裁判を前に「春風を呼ぶ結審パレード」をおこない、アスベスト被害の早期解決を訴えました。

     

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    DSCF2432.JPG 横断幕には「アスベスト被害拡大を止めよう 被災地に防塵マスクを送ろう」と書かれています。

     

    DSCF2433.JPG

     

     

     本人尋問は、アスベストのよる健康被害がどんなに苦しいものか、身に迫ってきました。息の出来ない苦しさは想像を絶します。失神するほど咳こみ、痰をだすため便所で嘔吐することもあります。酸素ボンベを使っても息苦いほど肺機能が弱っています。

     

      石綿肺の患者のうち、肺がんが起こるのは5人に1人という高い確率です。肺がんになれば、石綿肺では手術は出来ません。肺がんになると、医者から余命が告げられます。しかし石綿被害者は、その余命さえ全うできずに、やせ衰えて苦しみ抜いて亡くなっていきます。

     

     国は一審で敗訴しましたが、不当にも控訴して、解決を遅らしています。原告らは「生きているうちに解決を」と訴えています。裁判から5年、4人の原告が亡くなっています。

     

     公害問題の重鎮、被害者と寄り添うように活動している若手弁護士、国お抱えの医者や公害対策の専門家より被害の実態を追究する弁護士、アスベストや泉南の歴史から国の責任を問う弁護士らが、素晴らしい弁論を行いました。

     

     原告らは、泣き声を押さえ、搾り出すように尋問に答えました。法廷には、傍聴者のすすり泣く声が響いていました。弁論を聞き、ハンカチで顔を隠して嗚咽する原告の遺族もいました。

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