こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.3.13] -[議会だより]
2月22日、国は、大阪高等裁判所に対して、大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の和解を拒否する旨を回答しました。
この国の対応に対し、市長の考えを問いました。市長は以下のように、簡潔に国の問題点を指摘しています。
アスベスト問題は泉南地域に歴史的に深く根ざした問題であり、将来に向かって早期の解決が求められる課題であります。 昨年、 大阪地方裁判所で示された「泉南石綿訴訟」判決は、国の不作為を認め、今後の国の環境行政、健康福祉行政のあり方に一石を投じる画期的なものでありました。
私は、国がこの重い判決を真摯に受け止め、早い時期で解決することを望みましたが、このたび、裁判所の和解勧告を拒否したことを、誠に残念に思っております。
被害者はすでに高齢となり焦燥感にかられるとともに、現在は健常であっても将来発病し、さらに被害が拡大するかも知れぬ不安が人々の心を覆っていることは、市民の健康な生活を預かる者として、十分認識いたしておるところでございます。
今後も被害者の声に十分耳を傾け、市議会とともに、あらゆる機会を捉え、国に要望をおこなってまいります。
大臣や官僚は、けしからんことに、被害者に会いません。息すること、喋ることさえ大変な被害者、次々と亡くなる被害者を前に和解拒否はできるはずがありません。
市長は悲痛な被害者の声を必ず国に伝えてください、と訴えました。
3月12日(土)、13日(日)は岬町の中原議員の事務所開きの手伝いに行きました。
事務所開きには50人近い参加者がありました。東日本地震があったので、事務所内での集会になりました。