こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2011.1.23] -[議員日誌]
11時から泉南アスベスト国賠訴訟の原告団総会、引き続き午後から弁護団・原告・勝たせる会主催の「新春のつどい」が阪南市のサラダホールで開かれました。
2006年5月の提訴から5年目を迎えたアスベスト国賠訴訟。原告8人から出発しましたが、現在1次、2次原告を合わせると70人を超えました。弁護団も50人を超えています。
アスベスト被害ではじめて、国の責任を認める画期的判決を勝ち取ることができました。同様の裁判は首都圏、尼崎、京都、九州へとひろがっています。
国は控訴しましたが、早期解決(和解)を求めて、裁判所や世論に訴えています。1月13日の第2回控訴審で、裁判所は和解のボールを国に投げました。
立っているのは、弁護団
いよいよ早期解決にむけて大きな山場を迎えつつあります。
裁判が始まって5人の原告が亡くなりました。病気の重篤化と高齢化が進んでいます。「命あるうちに全面解決を」は単なるスローガンではありません。
原告団総会では「命あるうちに全面解決を!」今こそ、政治決断が求めらていますーという菅直人総理大臣への要請書を採択しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食事は昨年と同様に原告らが作ってくれた手作りサンドイッチをごちそうになりました。弁護士も原告も支援者も同じ釜の飯を食べて、元気を出しました。
新春の集いでは、阪南市長と議長、泉南市議会議長が来賓として挨拶をしてくれました。泉南市長は公務のため、残念ながらメッセージの朗読だけでした。
福山阪南市長は子どもの頃、石綿(アスベスト)で遊んだこと、地場産業としてアスベスト産業があったことなど話してくれました。
さらに力強く、早期解決のために国と闘うとあいさつをしてくれました。泉南市長と協力して、アスベスト問題に取り組んで欲しいと思いました。
原告団が勢揃い
最後に全員で「ふるさと」と「上をむいて歩こう」を歌いました。「上を向いて歩こう」に「しあわせ」という歌詞がありました。アスベスト被害者にいつ「しわわせ」が来るのだろうと悔しい気持ちでいっぱいになりました。