こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.12.17] -[議員日誌]
市は今議会で水道料金の値上げを提案しています。1ヶ月10m3使ったとき1251円が1758円に、20m3使った時2753円が3208円に値上げになります(家庭用口径20mmの場合)。
この値上げで泉南市の水道代は、10m3使ったとき大阪府下で12番目から4番目に高い水道料金に、20m3使ったときは19番目が5番目に高い水道料金となります(家庭用口径20mmの場合)。
値上げされた場合、泉南市より高い水道料金は能勢町、豊能町、千早赤阪村、岬町だけです。いずれも水道管を通すのに費用がかかる山間部を抱え、人口密度の小さな町や村です。ある程度の人口があり、りんくうタウンのような工業地がありながら、このように高い水道料金を設定しているところはありません。
水道料金の値上げは、14億円の水道会計の赤字解消のためですが、赤字の原因は、
①本来、一般会計で処理すべき簡易水道の費用7億円を水道会計で処理してきたこと。
②市の過大な水道使用の予測による、水道施設への過剰な投資によるものです。
簡易水道は、利用者が少なく、水道料金による収入が少なく採算が合わない事業です。そのため、簡易水道の費用は、水道会計で処理するのではなく、一般会計で処理をします。ところが泉南市は、簡易水道を水道会計で処理をし、そのために出来た赤字を、水道料金の値上げで処理をしようとしています。
いま、給料や年金が引き下げられ、市民生活が大変な時です。そんなときに、水道料金の大幅値上げは生活を直撃します。共産党は、水道料金の値上げに反対です。
17日に行われた産業建設常任委員会では、共産党だけが反対しました。27日の最終本会議の採決で、値上げの可否が決まります。昨年も水道料金の値上げが提案されましたが、否決することが出来ました。共産党は引き続き、市民生活を守るためにがんばります。