こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.11.1] -[議員日誌]
28日に開催された国民健康保険運営協議会で保険税(料)の値上げ案が、賛成5、反対8で否決されました。協議会委員は、国保加入者やお医者さんなど医療関係者、市会議員などです。 4人の市会議員と2人の医者と1人の国保加入者が反対しました。委員となった市会議員は全員が反対しました。
共産党は和気議員が委員として、値上げ反対を訴えました。共産党議員団は値上げの内容を知らせるビラを一般新聞に折り込んで宣伝しました。また、値上げ反対の署名に取り組んできました。
国保税は、年収200万円の世帯で年間20万円にもなります。保険税は、高額すぎて払いたくても払えないと言われます。高すぎる保険税のため滞納が増え、国保会計は赤字になります。さらに市は赤字を理由に国保税を引き上げるという悪循環に陥っています。
国保税が払えない人は、保険証がもらえないため、病院で治療を受けると窓口で10割を負担しなければなりません。生活が苦しくて保険税が払えない人が、窓口で10割の医療費を払えるわけがありません。そのため、病気になっても病院に行かないー医療抑制ーが起こります。このような人が、辛抱できなくて病院に行っても、手遅れで治療費も請求できず、国保会計や病院の赤字になることが多くあります。
泉南市の国保会計の単年度赤字は600万円あまりです。市民病院のない泉南市は何億円も市立病院に補助金を出す必要はありません。赤字分だけでも国保会計に回せば国保税の値上げは必要ありません。
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値上げ案が否決され、多くの市民が喜ぶことでしょう。