こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.10.26] -[議員日誌]
泉南市は国保会計の赤字を理由に国保税(料)の値上げを計画しています。いま、不況のなか、働く人々の収入や年金が減り、市民生活は大変です。市民は高すぎる国保税(料)に苦しんでいます。
共産党泉南市議団は、明るい民主的な泉南市をつくる会(明るい会)とともに、国保税の値上げと「国保広域化」に反対する署名に取り組んでいます。
これ以上の国保税(料)の値上げは、市民の暮らしを破壊します。国保税が高くて払えない人が増え、診療を受けられない人がますます増えます。
泉南市は市民病院がなく、何億円もの補助金を支出することもがありません。この分を国保会計に「繰り入れ」すれば、国保会計の単年度赤字(昨年度は600万円あまり)は解消し、国保料(税)の値上げの必要ありません。
国保会計の赤字は国の国庫負担金の削減が原因です。国庫負担金の削減をやめ、元に戻せば高すぎる国保税(料)も解消できます。近畿市長会でも国庫負担金の増額を要望しています。
大阪府知事と市町村は、「国保広域化」をおこない、市町村ごとに運営してきた国保会計を大阪府で一つにまとめる計画です。
「国保広域化」は「繰り入れ」や、減免制度をやめることが目的です。広域化しても国保の困難さは変わりません。それどころか、住民の顔が見える小規模自治体行政だからこそできた様々な施策が、低位に平準化することは間違いありません。