日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

決算委員会おわる

[2010.10.19] -[議員日誌]

  ２００９年度決算審査特別委員会が終る。１４日から４日間開催された。委員長に中尾広城氏（公明）、副委員長に大森を選ぶ。一般会計は赤字に関わらず、共産党以外すべて賛成し、質疑・採択の結果、全決算が認定される。共産党は、一般会計のほか、後期高齢者医療保険会計と介護保険会計に反対するが、他の１５会計の認定に賛成。

予算委員会の様子・正面を向いているのが、左から中尾委員長、大森副委員長、堀口議長。委員長席の対面に市長・教育長・部長らが並んで質問に答える。

赤字決算になる・・財政運営の失敗
  ２００９年度の泉南市の一般会計予算は実質収支で１千２５１万円の赤字、単年度収支も１千６７４万円の赤字となる。大阪府下では赤字は泉南市と忠岡町だけ。市長も「厳しい結果、反省する」と述べる。

２００９年度はどんな年か

　麻生自公政権が選挙前に交付金を増やした年。おかげで和泉砂川駅のエレベーターの設置やトイレの改修、泉南中学校のトイレの改修など進める事ができた。

赤字の原因は・・共産党は修正を提案する
  ０９年度予算に対し、「財政難と税収が減少する時に、不要不急・ムダな大型事業を止めなければ、赤字体質・市債（借金）依存体質は脱却できない」と予算案に反対し修正案を提案。

  修正案は　①信達樽井線（イオン道路）　②広域（基幹）農道　③新設幼稚園に関わる予算の削減を求めた。修正案は共産党と無所属議員の賛成だけで否決され、０９年度予算は可決。

  イオン道路・広域（基幹）農道は議会が否決した時、新設幼稚園は泉南市内の大型宗教団体による建設計画（☆）がダメになった時、中止か見直しをすれば市の財政難はここまでひどくなっていない。

（☆）[2009.10.2] -[議会だより]大型宗教法人の市立幼稚園の建設計画・・取りやめにをご覧ください。