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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    石綿工場をめぐって

    [2010.10.11] -[活動トピックス]

     泉南アスベストの被害を取材している映像プロダクションの依頼で、泉南市・阪南市の石綿工場の跡地をまわりました。地域の様子を映像にするので、取材場所の下調べのため、地域を案内しました。撮影には、多くの時間がかかるので、撮影は別の日に行います。

     

     このプロダクションでは、被害者の運動や個々の被害の取材など、旺盛に取り組んでいます。いままでにも、社会派と言われる映画が発表してきました。しかし、現在、泉南地域には、稼働している石綿工場はありません。石綿工場は紡績関係の工場になったり、住宅地に変わったりしています。最近まであった古い工場も取り壊されていました。映画監督は何度も「ないものを、いかにみせるか」と助手の人に話していました。

     

    石綿産業はどこにいった?

     石綿紡織業は100年前に泉南市で始まりました。戦前には、石綿村といわれる所まで出来ます。その後、泉南市の隣の阪南市でも石綿工場が多くできます。泉南市では、三好石綿という大手に企業もありましたが、周辺にアスベスト被害が出て、1980年には千葉に移転します。同時期には、泉南や阪南の石綿工場も繊維産業に変わるものが多くなります。

     

     さらに、日本でも、健康被害が問題になり、石綿への規制が不十分ながらも出てくると、今度は規制の少ない韓国に移ります。さらに韓国で石綿被害が問題になると、規制の少ない東南アジアに移っているそうです。アスベスト被害も移っていきます。

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