こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.9.21] -[活動トピックス]
午後から、三菱マテリアル建材(旧三好石綿工場)でアスベストによる健康被害になった人と阪南医療生協に行った。阪南医療生協では、アスベスト外来を月2回開いている。泉南アスベスト国賠訴訟の弁護士も来て、法律相談も受けられようにしている。
今日も、たくさんの被害者が来ていた。アスベストの心配のある方は予約(阪南医療生協診療所岸和田市荒木町2-2-18、電話 072-441-8881)をいれれば、誰でも受診と法律相談を受けることができる。
Aさんは戦中から三好の関連会社で働いていた。本業は農家だが、三好の仕事は現金収入で助かったとのこと。
4年ほど前から、アスベストによる呼吸困難が出てきた。病気を治そうと、病院をいくつもまわったが、どこでもアスベストを治す薬は無いと言われ、落ち込んだ時期もあった。
今年、2次請求人団として、三菱マテリアル建材から補償を受けとる。引き続き弁護士から、労災認定の申請を進められ、その手続きのために阪南医療生協に行った。
Bさんは、昭和30年ころ九州の炭鉱から、三好石綿に働きにきた。工場に隣接する社宅に家族4人で住んでいた。夫は正社員、妻は内職で三好の仕事をする。
夫婦とも、3年前に1次請求人団として、三菱マテリアルから補償を受けた。先月の定期健診で、妻の肺がアスベストで悪くなっていることが判った。定期健診の医者から専門医の診断を進められ、阪南医療生協に受診に来た。
以前より悪くなったという自覚症状はない。誤診であればと願っていたが、やっぱり悪くなっているという診断だった。弁護士の協力で管理区分の申請をすることになった。