こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.9.17] -[議会だより]
17日に予算審査特別委員会が開かれ、補正予算などの審議が行われた。補正予算には、市民の里に火葬場を新設するための調査費(650万円)が計上されている。委員会では火葬場の新設についての質疑が行われた。
市民は今使われている火葬場の施設などの改善を求めている。しかし、市は本格的な改善を後回しにして、「市民の里」に火葬場新設ありきで、計画を進めている。
新設には8億円程度の費用がかかり、財政難の市にとって負担が大きすぎる。また、なぜ、市民の里に建設をきめたのか、説明責任や情報公開を充分に行っていない。
私の主な質疑は以下のとおり
・情報公開、説明責任が不十分
1、 火葬場の建設用地は、市民の里を含め4箇所の候補地があったが、なぜ市民の里が選ばれたのか、事業費用の比較など資料を明らかにすること
2、 近隣市町と共同で(広域化)で火葬場を新設・運営が出来ないのか
・現在使用されている火葬場を改善して利用できないのか
1、 火葬場のある2つの地区からは、「火葬場の撤退を求める」要望はあるのか
(市の回答は「ない」とのこと)
2、 この地区に引き続き、火葬場の利用をお願いする必要がある
当然、無公害の新しい炉の設置や地元の環境整備を行うことは前提
3、 改善に必要な金額は明らかにすること
(市は炉の改修などに3億円、他にも道路など環境整備に費用がかかると回答)
・市民の里について
1、市民の里の管理者は誰で話し合いは進んでいるのか
市民の里の土地の所有者は「進達郷共有林野組合」(管理者は堀口武視・現泉南市議会議長)で、話しを進めている
土地は借地する
他の議員の質疑
・火葬場の新設の優先順位は高くない?
市長の周りには火葬場の新設を要望する「声の大きな人」が多いのでは、
無作為に市民にアンケートをとって、火葬場の新設の優先順位を考えてどうか
・老朽化した市営団地の耐震化はどうするのか
泉南市営住宅(5階建て集合住宅)は耐震工事をしないまま財政難で放置されている。火葬場をつくると、財政難が続き耐震工事ができなのでは、