こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.9.10] -[議員日誌]
来年4月から、新設される幼稚園の保育室(10室)に、クーラーを設置する計画がないことが明らかになりました。一般質問で「異常気象のなか、熱中症対策にクーラーの設置は当然」と、質問しました。教育委員会は、「クーラーの設置を前向きに取り組む」と答弁し、来年度の夏までにはクーラー設置が実現する見込みとなりました。
新設・大規模幼稚園に万全な対策を
新設幼稚園の定員は280人になる大規模幼稚園です。また、園児たちは市内の半分の地域からバスでの通園となります。バス通園など遠距離通学には、園児にストレスが溜まるという研究もあります。園児も先生もはじめての環境で大変なプレッシャーがかかると思われます。
3月まで旧幼稚園で、卒園式・終業式を終えてから、旧幼稚園の片付け、それから新幼稚園への引越しとなります。新幼稚園では、予行演習なしのぶっつけ本番となります。
こういう準備を、遅滞なく進める事は、大事業だと思いますが、そんななかでも、保護者や幼稚園の先生方の不安を解消し、万全の体制で新学期を向かえる事が大事です。
教育長は「万全な体制で取り組みたい」と答弁しました。
クーラーを設置しない理由はなにか
ところが、新設幼稚園の預かり保育の部屋や配膳室、職員室、保健室には、クーラーの設置はされますが、保育室には、クーラーが設置されません。また、大規模改修される一丘幼稚園には、すべての部屋にはクーラーが設置されます。同じ市立幼稚園でクーラーの有るものと、無いものにわかれるのはおかしいと、追及しました。
教育委員会は、「子どもの発汗作用を鍛えるために必要ない」と答弁しましたが、クーラーの設置しない理由になりません。
熱中症対策をきっちりと
気象庁の研究機関の発表では、今年の異常気象は30年ぶりだが、近年にもこのような異常気象が起こるとありました。このような異常気象のもと、熱中症対策にクーラーの設置が必要だと訴えました。