日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

賃金カットの提案

[2010.9.2] -[議会だより]

　総務文教委員会があり、９月議会の議案の説明に対し質問を行いました。質疑の大要は以下の通り。

・職員の賃金３％から５％の減額
　減額期間は、今年度１０月から平成２６年９月３０日まで、年間１億２千万円の人件費の削減となる。市財政は平成２１年から２５年まで赤字が続くと予測されるため、職員も自ら身を削る。しかし、賃金を引き下げても市財政の赤字は解決しない。

　市の職員は、平成１５年から１８年の１０％賃金カットに引き続きおこなわれる。大幅な賃金カットで職員の生活設計が狂ったり、モチベーションの低下が心配される。

　職員の人件費削減分は、財政赤字の穴埋めに使うのではなく、福祉タクシーなどの復活や教育施設の改善など、福祉や子育て支援のために使われるべきである。そうすれば、職員のモチベーションも下がらず、市民の共感も得やすい。

・市長の退職金は
　泉南市長は今年４月に再選されたが、その時、退職金１３００万円（４年分）を受けとっている。今議会には、市長、副市長、教育長ら特別職の退職金の減額の議案を提案している。この議案が可決すれば、市長が次に受け取る退職金は９００万円前後になる。

・議員に関わる予算は
　議会運営委員会で、議員報酬のカット、政務調査費の削減、議員定数の削減について議論する。