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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    本郷山村留学センターに視察

    [2010.8.23] -[議員日誌]

     8月23日、24日と泉南市議会の総務文教常任委員会で山口県の岩国市の本郷山村留学センターと柳井市の柳井小学校に視察にいきまいた。

     

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     本郷山村留学センターは、本郷村(現在は岩国市と合併)が21年前に建設しました。本郷村は羅漢山を背景とする恵まれた大自然の中にあります。一方、当時から過疎化や少子化が問題になっていました。その対策の一つとして、全国各地から小・中学生を山村留学生として受け入れています。毎年16人以上の留学生を受け入れ、留学センターとしては、成功した事例だそうです。

     

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     留学センターは、木をふんだんに使った施設です。木屑を使って床暖房が一部の部屋には導入されています。夏休みなど休暇中は、留学生の私物は片付け安価な宿泊施設として、一般に貸し出しされています。

     

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     過疎化が進むと学年ごとにクラスを編成するのでなく、複数学年で1クラスにする学級編制をする複式合学級にしなければなりません。しかし、本郷小学校や本郷中学校では、留学生を受けて入れる事で、複式学級にしなくてすんでいます。

     

    DSCF2028.JPGテレビはおいていません。夜は勉強したり、ゲーム(テレビゲームではない)をして遊ぶそうです。

     

     留学生は全員が、地域の祭りに参加します。村の文化を受け継ぐクラブに入って、地域に溶け込んでいます。親元を離れ多くの仲間と一緒に日常生活を送りながら、少人数学習による基礎学力の向上や健康増進、小グループ集団生活による規範意識の向上などの成果が上がっているそうです。

     

     本郷を故郷として、留学生は巣立っていきます。不登校の子どもが留学してくることもあるそうですが、すべて受け入れ、克服してきたそうです。このような成果を聞くと、教育の成果はすぐには出ない、また教育は愛情一杯に、地域と結び付けて手間隙かけて行うものだと思いました。


     

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