日本共産党泉南市議会議員　大森和夫

遊休農地の解消を・・・農業委員会

[2010.7.14] -[議員日誌]

　午後から農業委員会があり、遊休農地の対策が議論になりました。

　農業委員会は、農地法による農地の売買・貸借、転用などにたいする許可の権限をもつ行政委員会です。委員の大半が農家から選ばれますが、市会議員も選ばれ、私もその一人です。

　農業委員会の仕事は、農地をまもり、有効利用をはかることです。地域農業の維持や環境の保全にかかわる大事な仕事です。しかし、農地を相続しながら耕作を放棄している例が増えています。意欲を持って農家を引き継げない状況です。

　欧米では輸入農産物には高い関税をかけ、輸入を規制し、自国の農業を守り自給率を高めています。ところが、歴代の政府はアメリカや中国から安い農産物を入れ、日本の農業を潰してきました。こうした農政の結果、遊休農地が増えています。

　農業委員会の会長は、農地を積極的に活用し、農業生産を続けることの意義を訴え、農家を励ましながら、遊休農地の解消に取り組んで行こうと訴えました。

　実態調査などをおこなったうえ、行政や農協などと連携して遊休農地の再生に取り組み、退職者や都市住民など就農希望者への農地のあっせん、市民農園としての活用が求められています。

　6月議会の代表質問で農業振興を取り上げ、地場の農産物の利用拡大の提案を行ったこと、「コメの戸別所得補償対策等の見直しを求める意見書」が賛成多数で可決したこと（真砂・木下・河部は反対、北出・森は退席・敬称略）も報告しました。

　泉南市も大雨のためで平野部で、朝方、床下浸水などの被害が出ました。午後からは水もひきました。けが人とかの連絡はないようです。

　被害にあわれた方にお見舞い申しあげます。