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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    高校授業料が無償化されても、厳しい現実が

    [2010.6.16] -[活動トピックス]

     娘のかよう高校のPTAの広報誌に会長あいさつ文を書いています。

     

     今は楽しそうに学校に行っていまが、友だちや教職員の皆さんに支えてもらいながら、なんとか学校に行けてる時期もありました。いまも、いろいろ悩みや不安を抱えながら、ガンバているようです。そんなことを思い出しながら、あいさつ文を必死になって考えていますが、うまくいきません。

     

     子どもに厳しい現実
     少子化で大学全入時代とも言われていますが、過剰な競争は改善されていません。高い大学授業料、下宿代は親にとって悩みの種です。就職は「超氷河時代」と言われ、子どもが将来に展望が持てないと社会問題になっています。

     

     「貧困と格差」の広がりが、教育や子どもの世代にまで及んでいると指摘されています。

     

     今年から高校無償化制度が始まりました。しかし、授業料以外の制服、教材費などは無償化の対象外です。低所得の家庭は、もともと授業料が免除されているので、高校授業料も無償化による恩恵はありません。

     
     

     たとえ、奨学金を受けても、教材費、就学旅行積立金、制服代や通学費、昼食代、クラブ活動費などの出費をまかなうことはできません。バイト代で工面する子もいます。奨学金も大学まで借りると、卒業時には1000万円近い借金を背負うことになります。

     

     大阪府も財政難を理由に、教育予算を減らし、補助教員まで減らしています。教育環境も充分ではありません。政府は、少人数学級を検討中だが、どうなるのか。民主党のマニフェストは信用できません。 

     

    私立高校では、所得に応じて、年間12万円から24万円の授業料にたいする支給があるだけです。支給額と授業料の差額は、自己負担となります。「同じ高校生」で違ってきます。公立が不合格になり、やむなく私立にいく場合もあります。裕福だから私立に行くのではありません。そのため、いまでも経済的な理由で私立高校を中退する子は、少なくないようです

     

    教育費の無償化は、先進国では当たり前、日本は遅れいます。お金の心配せずに、勉強ができるように社会をつくりましょう。