こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.6.6] -[活動トピックス]
午前中、地域をまわり、市政や国政の要望を聞きました。午後から共産党のポスターを貼りにまわりました。また、泉南アスベスト国賠訴訟の国の控訴について、アスベスト被害者の早期救済に反するものと宣伝を行いました。
地域をまわる中で、娘と同級生の高校3年生の保護者とお話しすることができました。
Aさんの子どもは、いわゆる進学校に行っていますが、勉強しないと、親は心配しています。Aさんは有名大学で、家から通える大学に子どもが進学することを希望しています。下宿をさせるような余裕はないとのこと。
Bさんの子どもは、技術系の高校に行き、クラブもガンバッテいます。大学の指定校推薦を断って、就職希望です。大学に行っても、就職出来るかわからないので、仕事があれば、早く就職するほうがいいそうです。
我が家の娘に、卒業後の進路の話をすると怒り出します。 親から「早く進路を決めろ。何しているンや」と責められていると、思っているのでしょう。娘も、あせっているのだと思います。
異常に高い教育費、超氷河期の就職、一部のエリートをつくる教育政策
日本の授業料は世界で最も高額です。一方、授業料がないのが世界の常識です。
私が学生のころ、国公立の授業料は年間14万8千円、半期ごとに7万4千円でした。1日5000円のアルバイトを1か月すれば、払える金額でした。その数年前は、授業料は年間3万6千円とか1万2千円でした。物価の比較をすると、授業料ほど値上げになったものは、ありません。
超氷河期といわれるなか、なかなか就職先が見つかりません。大学に進学するより、難しと言われるぐらいです。厳しい面接を何度も受け、内定をもらっても実際に採用されるか分かりません。落ち着く時がありません。現在の日本は、ルールなき資本主義だと言われています。人間をモノのように扱っています。
財界の教育政策は、一部のエリートを作り、ほかは従順な労働者を作ることです。その財界から献金をもらって、自民・民主などは、財界の意向にそった教育政策を作ってきました。