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  • こんにちは。日本共産党 大森和夫です。

    不当控訴に強く抗議する!

    [2010.6.1] -[活動トピックス]

     国は、泉南アスベスト国賠訴訟の判決に対し、被害者の声を一度も聞くことなく、控訴しました。原告被害者と弁護団は、泉南市役所と東京で会見を行いました。

     

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    泉南市役所での記者会見

     

    「いのちを守る」というのは嘘か

     主務官庁である厚生労働省・環境省は、原告被害者らの切実な被害の訴えを受け止め、早くに控訴断念を表明しました。また、鳩山政権は、「いのちを守る」ことを公約に掲げていました。そのため、新聞やテレビでも、「国は控訴断念を検討」という報道し、原告らも「控訴断念」を期待していました。

     

     にもかかわらず、鳩山政権は31日深夜に控訴の意向を決めました。今朝、鳩山政権の裏切りを知った原告被害者らは、怒りと悔しさを訴えました。

     

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    「市民の会」の活動を話す大森


    地元の自治体・議会・民主党の要請に反する  

     泉南市長・議長や阪南市長・議長も「控訴断念・ 早期解決」を国や民主党の長安議員に要望していました。民主党の泉南市議も「控訴断念」の要請をしており、このような広範な世論にも真っ向から反するものです。

     

    DSCN5038.JPG

    市長・議長に引き続き支援のお願いをする原告団

    (左から、堀口議長・向井市長・大森・南原告代表)

     

    被害者の苦しみを引き延ばす

     判決は、4年間に及ぶ慎重審理の結果、初めてアスベスト被害における国の責任を明確に断罪しました。本来であれば、国は、この司法判断を謙虚にかつ真摯に受け止め、早期に被害者救済に踏み出すべきです。

     


      ところが、国は、この司法判断を踏みにじりました。いたずらに被害者の苦しみを引き延ばし、国民のいのちと健康を守る責務を放棄しています。

     

     この4年間に亡くなって原告は3人、在宅酸素をつけるようになった原告は4人です。日々、被害者の健康は重篤化しています。いろいろな事情から原告になれなかった泉南アスベスト被害者も、死に至ったり、健康被害が深刻化しています。

     

     原告も控訴へ=原告・被害者全部の早期の救済解決を

     広範な世論と共に、控訴断念にあと一歩のところまで迫りました。原告団・弁護団は、画期的な一審判決や、厚生労働省・環境省の控訴断念の判断、さらには温かく大きな支援の声に励まされました。原告らの命あるうちの救済を実現するため、一刻も早い政治による解決を求めて全力を尽くします。

     

     国の控訴を受けて、原告全員が控訴します。引き続き全ての原告、被害者の救済・解決を求めてがんばります。

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