こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2010.5.3] -[活動トピックス]
知り合いの農家の方が早生の玉ねぎを抜いておられました。「暑くなって、農作業も大変ですね」と声をかけました。
早生の玉ねぎは甘くておいしいが、今年は天候も不順で寒い日がつづき、どれも小さいままです。
来週から、取り入れを予定している玉ねぎは、もっと小さくなっているそうです。暖かくなれば、もう少し大きくなるそうですが、田植えの準備もあり、小さくても来週には取り入れするそうです。「こんな調子だから、野菜は高くなるんだ」と話してくれました。
この方は、80歳を超えていますが、高血圧以外は持病もなく健康だそうです。高血圧は薬で抑えているそうです。百姓仕事は、奥さんと会社勤めの息子さん夫婦でやられています。お孫さんは今年から東京で働いています。「農家の体力」や後継者不足などで農村も疲弊しているようです。
全国の野菜生産は、算出額での農業生産の4分の1を占め、稲作や畜産と並ぶ基幹部門です。しかし、収穫量は25年前の77%に減っています。
「甘くておいしい泉南の玉ねぎ」
![]() (写真)記者会見する志位和夫委員長(右)、紙智子農林・漁民局長=26日、国会内 |
●民主党政権の戸別所得補償制度の四つの問題点
低すぎる補償の水準、放置される米価の暴落/転作作物への補助の削減/輸入自由化と一体/農業予算全体を削減し、必要な予算を切り刻む
●農家が安心して、生産にはげめる施策こそ、農業再生の土台
(1)価格保障を中心に所得補償をくみ合わせる
(2)輸入自由化・拡大に反対し、「食料主権」を保障する貿易ルールをめざす
(3)新規就農者支援法の制定など担い手の確保・育成に国をあげて取り組む
(4)農業予算を1兆円増額すれば、自給率50%を実現できる
●農業再生に向けた広範な国民の共同で、農政を前に進めよう