こんにちは。日本共産党 大森和夫です。
[2009.9.25] -[議会だより]
9月議会最終日(9月25日)水道料金の値上げについての採決が行われました。
prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" /?>
反対は松本・和気・成田・大森(共産党)中尾・原・竹田・井原(公明党)木下・河部・田畑(拓進クラブ)堀口・南(心政クラブ)小山(無所属)
賛成は北出・森・梶本(地方民会)・角谷・真砂(拓進クラブ)
拓進クラブは会派内で賛成(2)と反対(3)に分かれました。
私は共産党を代表して値上げに反対する討論を行いました。
主な内容は以下のとおりです。
市民の声
・ガス代も電気代も値下がりした。なぜ水道料金が値上げになるのか。いまはデフレ傾向で多くの商品の値段は下がっているのに。これ以上の節水は大変
・負担が増えるのは、市の関係するものばかり。国保や介護保険、市民税、水道料金の値上げ。あまりにも高すぎないか
市長の仕事は
・「水道を売れば売るほど赤字になる(市の説明資料)」構造的な水道事業の欠陥を見直す
・市民生活を守ることを第1にし、市民に負担をかけずに、水道会計の健全化を図ること
ずさんな給水予測とは
日本共産党は、平成元年から始まった第7次拡張計画に対し、ずさん給水計画と過剰な設備投資と反対してきました。
過剰な給水予測にそって過剰な設備投資をおこなったが、水が売れずに設備投資した費用が回収できないため府下最悪の13・8億円の累積赤字となりました。 欠損も府下最悪です。
・平成元年の予測は、給水人口77800人、1日最大給水量36700立方メートル
・平成11年の予測は、給水人口65800人、1日最大給水量33000立方メートル
・現在の給水人口は64978人、1日最大給水量25660立方メートル
・1日最大給水量は過剰な予測をあらためず、過剰な事業をすすめる
過剰な施設と市の対応
府の給水予測のもと、りんくうタウンに5000トンの給水施設が作られました。しかし、実際の供給水量は1000トンあまりしかありません。
共産党は「府に対し、過剰な給水予測の責任を府に求めるよう」に質問。市の回答は「話し合い中」ということ。
市民には値上げ、府には甘い、そんな市の姿勢が見えてきます。
水道会計の健全化に何が必要か
共産党の提案
・過剰な設備投資の見直し
・ 漏水(水道管が水漏れして、水道代の請求がせきない)をなくし有効利用率を現在の93%から95%に引き上げる
(1%引き上げるごとに1500万円の収支が改善される)
・水道職員の退職金は一般会計からの支出に戻す
(年間2千万円の水道会計の支出が減る)
・簡易水道の管理を行う職員の給料は一般会計からの支出に戻す
(職員1人分の人件費が削減できる)
・水道料金の滞納や欠損を減らす
・障害者や母子家庭などへの水道料金の減額制度を作る
・一般会計からの繰り入れを行い、市民負担を軽減する
(大阪府下で21の市町村で繰り入れが行われている)